東京都大田区の都立高校で16日、激辛のポテトチップスを食べた生徒14人が体調不良を訴えて救急搬送された。商品には「18歳未満は食べるの禁止」と注意書きがあった。激辛食品は消化器系の粘膜に傷ができる危険性があり、米国では死者も出ている。
昨今の激辛食品ブームについて、パーソナリティーのフリーアナウンサー垣花正は「何となくバラエティー番組色があって、あんまり軽く見ない方がいいのかなという気もしますね」と警鐘を鳴らした。
森永氏は「どんな食品でも激辛バージョンが出たりするわけですけど、僕も辛いのすごい好きなんですけど」と断りを入れつつ、「最近の風潮に一言申すとすれば、痛いんですよ。最近のは辛いんじゃなくて」と指摘した。「辛いのは好きですけど、だからといって、激辛とうたっているものを食べると、ただ痛いだけで、いわゆるおいしさ、うまみのある辛さじゃなくて、ただ痛いだけという」。辛さでも、その裏にあるうまさでもなく、苦痛が待っていることが多いという。
その上で、「商品開発の人、もうちょっと考えて欲しいのは、痛いのは求めてない」と訴えた。「まさしくバラエティー用。たとえばユーチューバーとかがふざけて、“1分で食べてみた”みたいなことをやって、そのバラエティー番組のツールとしてはいいかもしれないけど、正直おいしい食物として食べられるかというとそれはきついなと」と、激辛ブームに行く末を案じた。
「みんな本能的に水で流そうと思って水を飲むじゃないですか?僕の経験則で言うと、水を飲んだ方が痛くなるんですよ」。そんな森永氏は、「いろいろ試した結果、牛乳ですね。牛乳かヨーグルト。これは結構、辛いのが取れます」と、独自の苦痛軽減方法を明かしていた。