『27時間テレビ』生かくれんぼ企画がネット物議 参加した小学生が…「かわいそう」「グロいもの見た気持ち」

 フジテレビ系特番「FNS27時間テレビ」が21日放送された。企画「生学校かくれんぼ」内のある出来事が、ネット上で物議をかもした。

 小学生100人が、学校内に隠れているピン芸人のやす子(25)を探す企画。増築された壁に設置されたロッカーの内部を開けると、やす子が姿を見せる仕掛けだった。

 制限時間8分間という短時間の中で、子どもたちが保護者を交えて捜索。途中から、メガネをかけた女の子とその弟とみられる男の子、母親とみられる女性がしきりにロッカーを不審がった。

 女の子はロッカー内部の壁の異変に早くから気づいたが、開け方が分からず苦戦。壁の上部に手を掛けたりしていると、別の男の子がやってきて、結果、残り約2分のところで、やす子を見つけることができた。

 ネット上で意見が相次いだのは、やす子が「見つけてくれた人」を尋ねるなどしたシーン。女の子の弟とみられる男の子が、いの一番に威勢良く返事をし、どう見つけたかを元気良く説明するなどした。女の子はその子の肩に優しく手を置くにとどめた。

 次にマイクを向けられたのは、開けるのをサポートした男の子。「ロッカーにいると思ったか?」という質問にはその他大勢が返事をしだし、女の子はマイクを向けられることもコメントをする機会もなく放送は終了。途中からやや表情が暗くなったようにもみえた。

 この状況にネット上ではモヤモヤした人が多かったようで「見つけたのは女の子なのに」「一生懸命手だけは挙げてるの可哀想」「女の子喋りたかっただろうなぁ」「切ない」「見つけてない人が『見つけた人』に挙手しててなんかグロいもの見た気持ち」「観てるこっちがションボリ」など、女の子の心情を思い、同情する声が頻発。流れを疑問視した抗議の声が相次いだ。

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