番組では9月の自民党総裁選の話題をピックアップした。13、14日にANNが行った世論調査では、「次の総理大臣は誰がよいか」との問いで、トップになったのが石破氏で27%。次いで小泉進次郎衆院議員が18%。現職の岸田文雄首相を推す声はわずか4%だった。
石破氏は過去に4度、総裁選に出馬したが、いずれも敗れている。ひろゆき氏は「世論調査をすると、石破さんが総理になって欲しいという人が一番多いわけじゃないですか?国会議員が“この人の推薦になります、推して下さい”となると、石破さんを誰も背負わないというのは、嫌われているんですか?」と、直球すぎる疑問をぶつけた。すると石破氏は「そうじゃない?」とぶっちゃけ、スタジオが和んだ。
あらためてひろゆき氏は、「匿名なら石破さんがいいよねとなるけど、石破さんの名前を背負った途端に、“石破さんやめようよ”ってなるのは何なんですか?」と質問。石破氏は「それが分かれば苦労しない」と笑わせた。
石破氏は自身が優先敵に推し進めたい課題として、国家防衛、少子化の大きな原因でもある“少母化”、それに付随する非正規雇用と正規雇用の格差解消を順に挙げた。
これに対してひろゆき氏は、派遣会社の倒産、大企業の人件費率上昇、経済界からの政治献金現象というスパイラルを指摘。「自民党はそれでお金を配ってやってきたじゃないですか?」と尋ねた。
「だから、それをやめたらどうですかってこと」と断言する石破氏に、ひろゆき氏は「…と言うから嫌われて、国会議員の票が増えないんじゃないですか?」とツッコミを入れていた。
最後にひろゆき氏は「言っていることはすごく正論でちゃんとしているんだけど、それゆえに国会議員の信頼性は薄い。これが何ともならないままなので、1回くらい根回ししたらどうですか?70になる前には行かないといけないので、せめて1回くらい、根回しちゃんとやりましょうよ」と呼びかけていた。石破氏は「また教えて下さい」と頭を下げていた。