池江璃花子、1年前のスランプ時の本音放送「分からない自分が分からなくて、自分のことを解決できない」

 競泳女子のパリ五輪代表・池江璃花子(24)=横浜ゴム=が15日放送のNHK総合「NHKスペシャル」(月曜・午後9時半)に出演。世界ランク1位に上り詰めた直後の2019年の白血病発覚。過酷な闘病の末に復帰し、リレーで東京五輪出場。パリでは個人種目で五輪に挑む日本競泳界のエースが大舞台挑戦直前の思いを明かした。

 1年前に行った番組のインタビューで東京五輪後に襲ってきた心身のスランプについて、「復帰してからオリンピックに出てたというのが、すごく順調に行き過ぎていたというのもあって、今の自分のうまくいかなさにすごくいら立ちを感じてるんじゃないかなというのがあります」と率直に明かした池江。

 「メンタルの部分で自分を励ませるかどうか。高校生の時の結果を出していた時は常に上を見ていた。病気の時は絶対に治したい。また、プールに戻りたいとか、今はしんどいけど、大丈夫って自分のことをなぐさめられた。でも、今はそういうことができないって言うか、心から大丈夫って自分のことをなぐさめられなくて。頑張ってるはず。頑張ってるって思える時もあるけど、終わってみたら、『今日って頑張れてたのかな?』って、そんな感じ」と振り返った。

 その上で「自分のことをこんなに理解してない自分も分からない。すべてが分からないってなっちゃって。分からない自分が分からなくて、自分のことを解決できない」と当時は話していた。

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