NHKで安倍晋三首相番を長年担当した政治ジャーナリストの岩田明子氏が14日、東京都知事選で善戦した石丸伸二元広島県安芸高田市長について、ロシアのプーチン大統領と同じ手法をとっていると指摘した。
石丸氏は「敵意には敵意、好意には好意で返す」という、ミラーリング(相手のしぐさや表情に合わせることで、親近感や心の距離を近づける心理テクニック)を用いていることが話題に出ると、岩田氏は「この手法はプーチン大統領が安倍首相と首脳会談をやったときに言った言葉なんですよ」と明かした。
「『敵意には敵意で。善意には善意で。外交というのは鏡のように返すものだ』と。まさに同じことおっしゃったなと、ドキッとした」と続けた。
その上で「政治って昔から弱者のためにあると言われていたくらいですから、あらゆる人の話を聞いて、意見交換をしてから、全体のビジョンを示すというのが基本。ちょっとマウント取ったやり方とか、一方的な主張は、慈悲に欠けるというか、愛にかけるというか」と疑問を投げかけた。
一方で、古舘伊知郎が「ホワイト石丸」と「ブラック石丸」を使い分けていると指摘すると、「ツンデレ効果で、テレビに出まくるとまたパッと熱が出るかも」と予測した。