歌手の野口五郎と岩崎宏美が12日、初のオーケストラコラボコンサート『野口五郎・岩崎宏美2022 プレミアムオーケストラコンサート〜 Eternal Voices〜』を石川県立音楽堂コンサートホールで開催した。
チケットは完売となり、3階まで観客で埋め尽くされるなか、第1部はバンド編成にストリングス隊8人との共演でスタート。バンドサウンドと優雅なストリングスの音色が、2人の数々のヒット曲を彩る。20分の休憩を挟んだ第2部ではいよいよ、渡辺俊幸指揮、オーケストラ・アンサンブル金沢のフル奏者と共演した。
楽曲はすべてオーケストラバージョンにアレンジされ、迫力ある演奏と、野口&岩崎のハーモニーがホールに響き渡った。2人が日本版初演に出演した『レ・ミゼラブル』の名曲も披露。フルオーケストラの演奏でレミゼ曲をデュエットするのは約35年ぶりとなった。
さらに、特別ゲストとして、野口の長女で、クラシックを学んでいる音大生の文音さんをサプライズで紹介。野口は「今回はピアノに文音が参加してくれました」「昨日リハーサルが終わってから、2人で2時間ほど練習しました(笑)、ピアノ文音」と紹介すると、会場はざわめき、盛り上がりを見せた。
アンコール前のMCでは、野口が追加公演をサプライズ発表。「ここ石川県立音楽堂も完売し、7月1日東京国際フォーラムホールAもおかげさまで完売いたしました。そこでチケットをお求めになれなかった方のために、8月28日東京NHKホールにて追加公演をいたします。もちろんフルオーケストラ東京フィルハーモニー管弦楽団と、渡辺俊幸先生指揮のもと開催されます」と伝え、会場は割れんばかりの拍手に包まれた。