俳優の藤竜也(82)が6日に都内で行われた「第33回日本映画プロフェッショナル大賞」授賞式に出席。「特別功労賞」を受賞した。
「高野豆腐店の春」や、これまでの長年の功労を評されての受賞。
笑顔で登場した藤は「こういう賞を私がいただいていいものかどうか」と謙そんしながら、「それほど覚えがないんですが…。でも、私のこのおぼつかない足取りをこういう形で褒めてもらえるというのは、本当に幸運な男であると思います。ありがとうございます」と喜びを語った。
次回作では認知症の役を演じていると語り「私もスレスレのとこにおりますから、実に気持ちよく無理なく演技できまして、おそらく最高の認知症の演技ができたと思って楽しみにしています」と納得の演技ができた様子。今回の受賞を喜びつつも、向上心を忘れない。次は「それで演技賞をもらいたい」と会場は大きな拍手で包まれた。
1992年に創立された同賞は、既成の映画賞とは一線を画しつつ、高い評価を得た作品や個人を中心に、選考委員の投票と実行委員会の独自の評価から決定されている。