21日に続く女性アイドル特集の第2弾で、この日は「アイドルに学ぶ逆境のうまいかわし方」がテーマ。大人数アイドル、多くのリリース、多くの楽曲が当たり前の世界で、高橋は「2週間で16曲、ミュージックビデオ(MV)を撮らなきゃいけない」という過酷すぎる期間があったと明かした。
「毎朝4時に現場に行って、6時に振り入れして、撮って、22時くらいに終わって。また4時に来て…って。またパラレルワールドみたいな世界で」。そんなことを続けているうち、高橋は「ゾーンに入ってしまって、1曲30分もあればフル尺全然踊ってるような状態にはなったんですけど…」と、驚異の集中力を発揮したことを回想。現役アイドルたちから称賛の声が上がった。
アイドルたちも大変ながら、1人で全曲の作詞をしなければならなかった総合プロデューサー秋元康氏の負担も相当なもの。高橋は「ただ私たちも極限でしたし、秋元先生も16曲全部書かないといけなかったので、歌詞待ちみたいな。歌詞がまだ上がってきてないみたいな、“ちょっと撮影待ちましょう”みたいな」と、歌詞が出来上がらない状況もあったと明かした。
そんな時は、歌詞に関係なく使えそうな映像を撮ることで、歌詞を待つこともあったという。柏木は「音はできている。朝行って、“とりあえずどんな歌になるか分からないけど、一旦水の上でドッジボールしましょう”みたいなのを撮るんですよ」と振り返った。ところが、「撮っていたら、お昼すぎくらいに“歌詞が来ました”って言って、今回の曲のタイトルが『そこで犬のうんち踏んじゃうかね?』っていう」。想像を絶する珍曲が登場したといい、スタジオは大爆笑。勝俣州和も「ドッジボール関係ないじゃん?」と猛ツッコミを入れた。
歌詞の到着が遅れるため、メンバーたちは歌詞を覚える暇がないままリップシンク(歌っているように見える映像)撮影に臨むという。高橋は「詞が来てないので、覚えられないので、“先読み”をするプロみたいな方がいらっしゃって」と説明。踊っているメンバーの近くで、スタッフが直前に歌詞を一節ずつ読み上げ、ドタバタの中で撮影するという。
MCの中居正広からは「歌詞への思いは、ないね」と、強烈ないじりが。高橋は「あります!あります!」と必死に否定していた。