05年のグループ結成からメンバーとして活躍した1期生。国民的アイドルとしてグループが大きくなっていく中、高橋はその類いまれなるリーダーシップから、12年には48グループ総監督に任命され、数百人のメンバーを束ねた。
とはいえ、当時まだ20歳の高橋。「総監督という謎のポジションになってしまったので、当時どうしたらいいか分からなくなってしまって、私より年齢が上のメンバーも多くいたので、1期の中でも年上がいたので、どうしようと思って」。年上メンバーに物言うポジションに思い悩んでいたという。
そんな時に1通のメッセージが。総合プロデューサーの秋元康氏からだった。そこには「嫌われる勇気を持ちなさい」と書かれていたという。「すごくそれが刺さりまして。“結局のところ、その人に好かれようと思って言った言葉は、その人のためにはなっていない。嫌われる勇気を持って、その人のためになることを言った人が、信頼関係を築ける”と」。その言葉を胸に、心を鬼にして、人のためになる行動を心掛けるようになったという。
秋元氏からのメッセージには、うれしい言葉もつづられていたという。「最後に秋元さんが“僕はみなみが言うことは正しいと思うよ”って言ってくれたんです。すごくうれしくて、そこからは“おい!やるぞぉ〜!”みたいな」と、自信を持つきっかけになったことを明かした。すると、柏木由紀は「分かる。急にメガホン持ち始めて」と、高橋をいじり、笑いを取った。
アイドル時代お高橋の頑張りに、共感したのが早見優だった。「AKBさんのドキュメンタリー見たんですけど、こんなに若くして、こんなに大勢のリーダーで、すごく感動して、ドキュメンタリーを見て泣いたの。それからみなみちゃんのファンなんですけど。すごく頑張っていた」と、高橋を絶賛していた。