韓国発の男性７人組グローバルグループ、ＥＮＨＹＰＥＮ（エンハイプン）が１３日までの３日間にわたり、日本ツアーの幕開けを飾るさいたまスーパーアリーナ公演を開催。彩の国に集まったＥＮＧＥＮＥ（エンジン＝ファンの愛称）を世界基準の多彩なパフォーマンスで熱狂させた。
２月のソウルを皮切りに米国５都市で成功裏に終えたワールドツアー「ＦＡＴＥ ＰＬＵＳ」の一環で、日本では５都市１１公演で初めて地方を巡る＝別表。９カ月ぶりの来日公演で、黄色い歓声を浴びたＮＩ―ＫＩ（１８）は「皆さんに会えてうれしいです！ 叫んでくださるとエネルギーをもらえる」と感謝。リーダーのＪＵＮＧＷＯＮ（２０）も「ＥＮＨＹＰＥＮとＥＮＧＥＮＥとはつながっている。運命を感じます。公演が終わる頃には絆がもっと強くなっていると思います」とほほ笑んだ。
２０２０年１１月にデビューし、昨年９月には男性Ｋ―ＰＯＰグループ最速となる東京ドーム単独公演を実現させた７人。この日はダブルミリオンを達成したミニアルバム「ＯＲＡＮＧＥ ＢＬＯＯＤ」の収録曲「Ｓｗｅｅｔ Ｖｅｎｏｍ」や、「Ｂｉｔｅ Ｍｅ」「Ｔａｍｅｄ―Ｄａｓｈｅｄ」の日本語バージョンなど２７曲を熱唱。ＪＡＹ（２２）がひざを痛める場面もあったが、最後まで力強い歌とダンスで魅せた。
埼玉公演を終え、７人が「本当に幸せでした。愛しています」と気持ちを伝えると、この日一番の歓声がメンバーを包んだ。その温かい声を原動力に、ツアーを駆け抜ける。
