ざこばさんは上方落語のため尽力。後進育成などのほか、上方落語協会の理事や相談役も務め、寄席「動楽亭」も設立した。文枝は上方落語協会前会長、仁智は現会長。また、きよしら多くの芸人と交流があった。
1947年9月21日、大阪市生まれ。63年、三代目桂米朝さんに入門。桂朝丸時代を経て、88年に二代目桂ざこばを襲名。上方お笑い大賞、上方お笑い大賞、大阪市民表彰受賞などを受賞した。愛を込めた忌憚(きたん)のない物言いで、バラエティー番組などでも幅広く愛された。
■桂文枝
ざこば師匠の訃報に接して
あまりにも突然でした
突然すぎました
言葉を失いました
まさに今から出番の時
ざこば師匠の訃報を知りました
あちらこちら電話をいたしました
間違いがないと
知りました
まさに青天の霹靂
いまは
まだ
実感が湧きません
ざこば師匠の
大好きな
米朝師匠
枝雀師匠の元に行かれるんですね
いろいろと
ありがとうございました
そんな言葉しか
思い浮かびません
合掌
■西川きよし
突然の訃報、誠に残念でなりません。
桂朝丸時代からお付き合いをさせていただいておりました。
泣き虫で頑張り屋さんで桂米朝師匠の弟子で本当に良かったとよくお話しされておりました。
背中にデキモノができたとき、師匠が自ら膏薬を塗ってくださったと、涙を流しながら話してくださり、
私ももらい泣きをし、お互いにこれからも頑張ろうな、と約束をしたことを昨日の事のように思い出します。
私にとってまさに「元気の象徴」というべき存在でした。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
■笑福亭仁智
突然のことでびっくりしています。
協会の相談役として何かと気にかけていただきました。
脳梗塞から徐々に復活されつつあり、3人のお弟子さんの襲名披露を控えておられるこの時期での訃報は残念でなりません。
上方落語の大功労者として顕彰するとともに、心よりご冥福をお祈りいたします。