本作は、人に嫌われないよう、自分自身の素を見せず、悪目立ちしないように生きてきた主人公・緒方まことが、ある事故で記憶喪失になり、手元に残された男性用の指輪を手掛かりに“恋の相手”と“本当の自分”を探していくラブコメミステリー。
第10話は、去年のクリスマスまでの記憶が全て蘇り、まこと(生見愛瑠)は律(宮世琉弥)と付き合っていたことを思い出す。同時に公太郎(瀬戸康史)がまことの元カレではないということに気付き、どうして公太郎が嘘をついたのか分からず、まことは戸惑っていた。
そんな中、「おんぶをされた借りがあるから」と律は朝日(神尾楓珠)を誘い食事にきていた。そこで、朝日は、律の会社が買収されそうだということを偶然知ってしまう。
まことは、朝日や香絵(丸山礼)に去年までの記憶が戻ったことを話す。だが、公太郎と律にはまだ言い出せずにいた。井口夫婦との出会いにより“忘れられる側”の辛さを知ったまことは、律がどんな気持ちで初対面のフリをしていたのかと考え、罪悪感が募っていく。そんなとき、公太郎から自分が元カレではないと打ち明けられ…というストーリーだった。
ラストはまことに失恋し、友人としての道を選んだ朝日が登場。まことが事故で転落した場所で佇むが、その表情から感情は読み取れない…という意味ありげなシーンが描かれた。
まことの記憶が戻り、多くの謎が明かされたが、発端となった事故の真相は謎のまま。視聴者からは「朝日が真犯人なの?」「最終回が待てない」「すごく不穏なラストじゃん…」「最終回どうなるの?」「朝日くん、せめていい人で終わってくれ」「本当に犯人がいるとしたら、全員がハッピーエンドじゃなくなってしまう…」などの声が寄せられている。