爆笑太田 バチバチだった今田耕司と楽屋で2人きり「ボケても拾わない」 若手時代を回顧

 お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光が11日、TBSラジオ「パンサー向井の#ふらっと」にゲスト出演した。

 同番組の火曜パートナーを務めるココリコの田中直樹と太田は、若い時から共演する機会が多かった。田中は「初めてご一緒したのが多分ねえ、25年以上前」。初めて共演したのは1998年にTBS系で放送されたバラエティー番組「はばたけ!ペンギン」だった。この番組は半年足らずで終わってしまったが、その後もお互いの楽屋を行き来するほど仲がいいという。

 太田は「1回ねえ、TMC(東京メディアシティ=都内にあるテレビスタジオ)で『あっ、ココリコいる』と思って楽屋行ったらさ、ちょうど収録中だったんだよ。パッて開けたら今田が居たんだよ」。そのためココリコの楽屋で、太田と今田耕司が2人きりになったという。

 当時のテレビ番組では、東京の若手の代表である爆笑問題と、大阪の若手の代表である今田、東野幸治の対決ムードをあおる演出が多く、〝バチバチ〟の関係だった。

「『今田、東野、何が面白いんだ』とか散々言ってたわけ。向こうも向こうで言ってて。そしたら急にコイツ(田中)の楽屋に行ったら、今田が1人でさ、モニター見てんだよ。『あれ? あ〜、どうも』なんて言って…。俺も帰るわけにいかないからさ、今田と2人でさ、ココリコのやってる収録のモニター見ながらさ、『なんかね、やってるね』なんて言って。お互い、何かちょっと気詰まりでさ」

 2人で気まずい時間を過ごしながら収録を見ていたところ、ゲストに藤原紀香が出てきた。そこで太田が「これ、藤原組長の娘だよね?」とボケたところ、今田の返しは「まあ、そうですね…」。これにはMCを務めるパンサーの向井慧は「気まずい! 全然盛り上がらない」と爆笑した。

 太田は「なんにも拾って(くれない)。それ、後で今田に言ったの。『あん時、何だよ! オレのボケに、何に対してもツッコまないじゃねえか』って言ったら、『怖かったんや!』って言ってた」と明かした。

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