祝・結婚! 有岡大貴&松岡茉優 伴侶を得て、さらに飛躍の予感

【Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね 第1188回】

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。

6月7日、「Hey! Say! JUMP」の有岡大貴さんと俳優の松岡茉優さんが結婚を発表。ニュースが流れた直後にはX(旧ツイッター)では、トレンドワード上位に関連ワードが浮上するなど話題沸騰。初夏の風を思わせるような爽やかなカップルの誕生となりました。

※写真は『劇場』より

※写真は『劇場』より

そこで今回は、有岡大貴さんと松岡茉優さんにフォーカス。それぞれの出演作から、彼らの俳優としての魅力を掘り起こします。

※写真は『シン・ウルトラマン』より

※写真は『シン・ウルトラマン』より

有岡大貴 あどけなさとシリアスな表情。ギャップがファンの萌え心をくすぐる!

アイドルグループ「Hey! Say! JUMP」のメンバーとして、そして俳優として活躍中の有岡大貴さん。
バラエティー番組でみせる茶目っ気あふれる表情も素敵ですが、歌やダンスでみせるアーティスティックな側面も魅力のひとつ。多くのファンを魅了しています。

また、グループ加入前は子役として活動し、時代劇やスーパー戦隊シリーズに出演。早くから才覚を発揮してきた有岡さん。

そんな彼の出演作の中で特に印象に残っているものと言えば、やはり『シン・ウルトラマン』。日本が世界に誇る特撮ヒーロー ウルトラマンを、『シン・ゴジラ』の庵野秀明監督と樋口真嗣監督のタッグで映画化した空想特撮映画です。

有岡大貴さんが演じたのは、禍威獣特設対策室専従班、通称「禍特対」のメンバー・滝明久。自身のデスクの上には『宇宙大作戦』のエンタープライズ号や『サンダーバード』のメカといった模型を置いている、ちょっぴりオタク気質な非粒子物理学者。

難しい数式や難解な言葉を発する役どころにもかかわらず、流暢な台詞回しと確かな演技力で表現。
作品の中核を担うキャラクターを見事に演じ切りました。その好演が評価され、「第46回日本アカデミー賞」で新人俳優賞を受賞したのも、記憶に新しいところではないでしょうか。

私個人としても、映画・ドラマでの活躍をもっと観たい俳優のひとりです。

※写真は『劇場』より

※写真は『劇場』より

松岡茉優 数々の話題作で爪痕を残す実力派女優

8歳で芸能界デビューし、芸歴はすでに20年超え。様々な映画やドラマに出演し、常に高い演技力が評価されている松岡茉優さん。その一方で、映画イベントなどでご一緒させていただく時は、自ら場を盛り上げて下さる気遣いの人でもあります。

そんな松岡さんの出演作で、私、八雲が特に印象に残っている作品と言えば、『劇場』。又吉直樹による恋愛小説を、行定勲監督が映画化。劇作家を目指す不器用な青年と、彼を支えようとする恋人。2人が紡ぐ日々を切なくも鮮烈に描き出したラブストーリーです。

本作でヒロイン・沙希に扮した松岡茉優さん。誰かを好きになることで感じる幸せと、それと相反するように湧き起こってくる葛藤や矛盾。沙希が内包する生々しい感情を体現し、観る者を圧倒する演技を見せてくれました。

芝居と向き合うストイックな姿勢は、デビュー当時から変わらず。これからどんな作品と出会って新たな姿を見せてくれるのか、とても楽しみですね。

※写真は『勝手にふるえてろ』より

※写真は『勝手にふるえてろ』より

今こそ観てほしい! 有岡大貴&松岡茉優 出演作 :ドラマ『探偵 星鴨』/『勝手にふるえてろ』

有岡大貴が単独初主演を飾った連続ドラマ「探偵 星鴨」。シャイで不器用。おまけに、女性とのコミュニケーションが苦手。だけど、閃くスピードは天下一品!どこか憎めない主人公・星鴨(ほし かも)は、“愛されキャラ”で有名な有岡さんにピッタリのキャラクター。いつも全力で一生懸命な星鴨の奮闘を、あなたもきっと応援したくなるはず。

芥川賞作家・綿矢りさの妄想全開ラブストーリーを実写映画化。松岡茉優の初主演映画となった『勝手にふるえてろ』。松岡さんが演じたイチカは、“脳内彼氏”と“リアルな恋愛”の同時進行に悩む“恋愛オンチ”な女性。かなりの暴走キャラも、松岡さんの手にかかるとパワフルでキュート。そのコメディエンヌぶりは必見ですよ。

お2人ともに子役からキャリアを重ね、それぞれのフィールドで輝きを放っている有岡大貴さんと松岡茉優さん。

この度は、ご結婚おめでとうございます。いつまでもお幸せに。

<作品情報>

『シン・ウルトラマン』  (C)2021「シン・ウルトラマン」製作委員会 (C)円谷プロ

『シン・ウルトラマン』  (C)2021「シン・ウルトラマン」製作委員会 (C)円谷プロ

シン・ウルトラマン(2021年公開)
Blu-ray&DVDリリース デジタル配信中

出演:
斎藤 工 長澤まさみ 有岡大貴 早見あかり
田中哲司/西島秀俊
山本耕史 岩松 了 嶋田久作 益岡 徹
長塚圭史 山崎 一 和田聰宏

企画・脚本:庵野秀明
監督:樋口真嗣
准監督:尾上克郎
副監督:轟木一騎
監督補:摩 砂 雪
音楽:宮内國郎 鷺巣詩郎
主題歌:「 M八七 」米津玄師(Sony Music Labels Inc. )
配給:東宝
(C)2021「シン・ウルトラマン」製作委員会 (C)円谷プロ

——

『劇場』 (C)2020「劇場」製作委員会

『劇場』 (C)2020「劇場」製作委員会

劇場(2020年公開)
Blu-ray&DVDリリース デジタル配信中

出演:山﨑賢人、松岡茉優 / 寛 一 郎、伊藤沙莉、上川周作、大友律、井口理(King Gnu)、三浦誠己、浅香航大
監督:行定勲
原作:又吉直樹「劇場」(新潮文庫)
脚本:蓬莱竜太
音楽:曽我部恵一
配給:吉本興業
(C)2020「劇場」製作委員会

英題:Theatre

——

 

探偵 星鴨(2021年放送)
Blu-ray BOX & DVD BOXリリース
Huluにて独占配信中

出演:有岡大貴(Hey! Say! JUMP) 片山友希 岡田義徳 堀部圭亮
脚本:諏訪雅(ヨーロッパ企画)
脚本監修:上田誠(ヨーロッパ企画)
演出:宝来忠昭 本田大介
音楽:立山秋航
編成企画:安島隆 河野雄平
コンテンツプロデューサー:岩崎広樹
チーフプロデューサー:福士睦
企画プロデューサー:長松谷太郎
プロデューサー:能勢荘志 髙橋淳之介 若林雄介
制作プロダクション:Pipeline
製作著作:日本テレビ ストームレーベルズ

——

勝手にふるえてろ(2017年公開)
Blu-ray&DVDリリース デジタル配信中

出演:松岡茉優 渡辺大知(黒猫チェルシー)石橋杏奈 北村匠海(DISH//) 古舘寛治 片桐はいり ほか原作:綿矢りさ著「勝手にふるえてろ」(文春文庫刊)
監督・脚本:大九明子
音楽:髙野正樹
主題歌:黒猫チェルシー「ベイビーユー」(Sony Music Records)
企画協力:文藝春秋
制作プロダクション:ホリプロ
配給・宣伝:ファントム・フィルム
製作:映画「勝手にふるえてろ」製作委員会
(C)2017映画「勝手にふるえてろ」製作委員会

連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね♡
URLをコピーする
URLをコピーしました!

この記事を書いた人

アフィリエイター初心者です!よろしくお願いします。

目次
閉じる