■希望と再生のヒューマンエンターテインメント「Believe−君にかける橋−」
本作は、脚本家の井上由美子や監督の常廣丈太ら、木村主演ドラマ「BG〜身辺警護人〜」(2018年、2020年)チームが再集結して制作するテレビ朝日開局65周年記念作品。橋づくりに情熱を燃やす設計者が、わけあって刑務所に収容されてしまい、希望と再生の道を模索していくサスペンスかつヒューマンエンターテインメント。
木村が主人公の大手ゼネコン「帝和建設」土木設計部部長の狩山陸を、田中が突如現れ狩山を連れ去った半田豊を演じ、竹内涼真、山本舞香、一ノ瀬颯、北大路欣也、上川隆也、斎藤工、小日向文世、天海祐希らが出演。MAN WITH A MISSIONの「I’ll be there」が主題歌となっている。
■田中哲司“半田”が罪にならぬように、木村拓哉“狩山”が優しい嘘をつく
狩山を連れ去り、静岡まで連れてきた半田工務店の半田(田中)は、黒木(竹内)らの所轄で捜査されていた女子大生殺害事件で殺された半田弥生(阿部紗英)の父親だった。いまだ犯人を捕まえられない警察に憤り、自分で犯人を見つけた半田は、犯人を殺しその罪を狩山に着せようと計画。父親が姉を殺害した犯人を殺そうとしているかもと思っていた次女の紗月(河村花)は、父親を止めてほしいと狩山に相談していた。
そんなとき、狩山を捜索する黒木らが、半田工務店の車に狩山が乗っていたという情報を手に入れ、半田の家を訪れる。狩山は意を決して自ら姿を現し、自分が半田を脅してここまで連れてきてもらったと言い、証拠として半田が犯人を殺すために準備していた包丁を差し出した。さらに半田が狩山のことを通報しなかったのは半田に警察に不信感があるからだと話し、弥生の事件についてしっかりと捜査するように頭を下げた。
半田に罪を着せぬように狩山がついた優しい嘘と、弥生の事件に言及する姿に涙。SNSでも「狩山の言葉に泣けた。半田さんの事件が解決しますように」「巻き込んだ(自ら巻き込まれた田中哲司含む)人々を、どんどん味方にしていく狩山陸。黒木風に悪く言えば人たらしだけど、信念を持って魂で語りかけるから、みんな味方になると思う」などの声があがる。
■木村拓哉“狩山”を信じる田中哲司“半田”「諦めるな」、その言動に感涙
狩山を自分の計画のために連れてきた半田は、自責の念にさいなまれ、狩山が移送される車を追いかけた。黒木に狩山を連れてきた理由を告白し、狩山には、復讐をしないことを約束した。そして、大きな金が動く土木の世界では裏で何があってもおかしくないこと、現場を仕切っていた人間なら気づいたはず…と話し、「諦めるな」と叫んだ。
狩山を信じる半田の言動に感涙。「諦めんな。半田さんの言葉が響く〜」「半田さん。最後にもう一度陸を励ましてくれてありがとう」「半田が追いかけて正直に話してくれてよかった!」「半田さんが『信じる』ことを諦めさせないでくれた」「目の演技がすごい!それだけで気持ちが伝わってきます」などの声があがり、半田を演じる田中の好演も反響を呼んでいる。
◆文=ザテレビジョンドラマ部