今くるよさん死去「心友」いくよさん命日に発表、前日に力尽く 旧知のマネジャー最期みとる

今くるよさん死去「心友」いくよさん命日に発表、前日に力尽く 旧知のマネジャー最期みとる

15年6月、今いくよさんの写真を手にラジオ収録で仕事復帰した今くるよさん(中央)と、ゲスト出演したシルク(左)なるみ

(日刊スポーツ)

上方を代表する女性漫才師、今くるよさん(本名・酒井スエ子=さかい・すえこ)が27日、膵がんのため、大阪市内の病院で亡くなった。所属の吉本興業が28日、発表した。76歳だった。

高校時代の同級生で、15年5月に亡くなった今いくよさんと、70年に島田洋之介・今喜多代に弟子入り。「お嬢ちゃん漫才」とやゆされながらも、懸命に腕を磨き、女流第一人者となった。

相方のいくよさんとは仲の良さで知られたが、いくよさんは15年5月28日に死去。くるよさんは命日前日の27日に息を引き取った。発表が命日の5月28日になった。

関係者によると、最期をみとったのは、いくよさんの闘病時にも献身的に支えた旧知のマネジャーだったという。身内のような存在でもあった。

くるよさんの最後の舞台となった22年4月、同じ舞台に立っていたシルクは「今日は、いくよ師匠命日です。どこまでも仲の良いお二人です」と、その縁の深さを思い、しのんだ。

80年代の漫才ブームで、ともにブレークした「ザ・ぼんち」からも同じようなコメント。ぼんちさおむは「また、相方のいくよさんとあったら『どやさ』と言いながら漫才してくださいね」と、天国での「いくよ・くるよ」復活を思い、追悼した。

また、インターネット上でも、不思議な縁を思う声があふれ、ファンからも「あちらでいくよさんと再会されているかな?」「また、漫才しているのかな」などとの声が寄せられた。

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