【ジャスミンの旅】福岡県・糸島市

 インスタ映えスポットとして注目されている福岡県の糸島を訪れました。「糸島」といっても「島」ではありません。博多から電車で約40分。玄界灘に突き出た半島を含む、のどかな町です。今回は、美しい海のパワースポット、霊験あらたかな神社、マイナスイオンたっぷりの清涼スポット、人気のカフェを紹介します。(日本旅行作家協会理事・ジャスミン大久保)

◆「桜井二見ヶ浦」「桜井神社」

 青い海に映える白い鳥居。その先に寄り添うように並ぶ2つの岩「夫婦岩」は縁結びや夫婦円満のシンボル。「桜井二見ヶ浦」は糸島を代表する絶景パワースポットです。5月1日には、コロナの影響で中止となっていた夫婦岩の大注連縄(おおしめなわ)の掛け替えが3年ぶりに行われ、さらにパワーが増したように感じます。

 夕日の名所としても有名で、特に夏至の日には、夫婦岩の間に沈む夕日が神々しいほどの美しさです。実は二見ヶ浦は2キロほど離れた「桜井神社」の社地で、夫婦岩は宇良宮(うらのみや)の御神体にあたります。ならば、本宮の参拝も大切と桜井神社へ向かいました。

 歴史を感じる厳かな雰囲気の神社です。慶長15年(1610年)6月1日から2日にかけての大雷雨により岩戸神窟が開き、神様が現われたことが創建の基。御利益は、あらゆる縁結び。新暦の現在は、神様出現の大雷雨の日にあたる7月2日を例大祭(夏祭)と定め、岩戸開き神事が行われます。岩戸神窟手前で玉串参拝ができる、年に一度の特別な日。より近くで神様の御加護にあやかれそうです。

◆「CHAMP CAFE」

 豊かな自然、温暖な気候に恵まれ、食材の宝庫でもある糸島にはグルメスポットがたくさんあります。中でもお勧めは、岡田健太郎さん、ゆう子さん夫婦が営む「CHAMP CAFE(チャンプ カフェ)」。2人は、全国の景勝地にあるリゾート宿泊施設休暇村の元スタッフで、健太郎さんは調理部門を担当。地元の食材を活かす料理の腕は本格派。ゆう子さんは広報の経験があり、旅人を温かくもてなしてくれます。

 フードメニューの一番人気は「糸島豚と鹿児島県産黒毛和牛のハンバーグ」(ご飯・みそ汁付き1320円)。ボリューム満点で玉ねぎたっぷりのハンバーグソースがベストマッチ!また、糸島ブランドとして知名度の高い「糸島野菜」のサラダはシャキシャキの食感。まろやかな味わいのドレッシングがよく合います。

 「全て自家製」にこだわる健太郎さんの料理はもちろん、ドレッシングやソースのファンも多く、店内で販売するほか、糸島市のふるさと納税返礼品にもなっています。

 店の雰囲気はアメリカンカジュアルで、居心地の良い空間。オリジナルドリンクやデザートも揃っているので、ドライブやツーリングの途中に気軽に立ち寄れるのも魅力です。

◆「白糸の滝」

 夏に向けて、涼が得られる絶景スポットも外せません。羽金山の中腹にある「白糸の滝」は、その名の通り岩肌を白い糸のように流れる様が美しい、落差約24メートルの優雅な滝。ひんやりとした空気が心地よく、マイナスイオン効果が実感できるヒーリングスポットでもあります。6月中旬から7月下旬にかけては約5000株、10万本が咲き誇る紫陽花(あじさい)の名所としても知られています。

 すぐそばの「白糸の滝 ふれあいの里」には食事処もあり、ヤマメの定食や、そうめん流しが楽しめます。清流でヤマメ釣り体験もでき、釣ったヤマメを塩焼きで味わうなど、アクティビティーも充実しています。

【旅のメモ】

 ◆桜井神社 福岡県糸島市志摩桜井4227 TEL092・327・0317

 ◆白糸の滝 糸島市白糸460の6 TEL092・323・2114(白糸の滝 ふれあいの里)

 ◆CHAMP CAFE 糸島市志摩小富士905の2 TEL050・3550・1912 営業時間11時30分〜21時※18時以降は予約制。金曜定休

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