◆「桜井二見ヶ浦」「桜井神社」
青い海に映える白い鳥居。その先に寄り添うように並ぶ2つの岩「夫婦岩」は縁結びや夫婦円満のシンボル。「桜井二見ヶ浦」は糸島を代表する絶景パワースポットです。5月1日には、コロナの影響で中止となっていた夫婦岩の大注連縄(おおしめなわ)の掛け替えが3年ぶりに行われ、さらにパワーが増したように感じます。
夕日の名所としても有名で、特に夏至の日には、夫婦岩の間に沈む夕日が神々しいほどの美しさです。実は二見ヶ浦は2キロほど離れた「桜井神社」の社地で、夫婦岩は宇良宮(うらのみや)の御神体にあたります。ならば、本宮の参拝も大切と桜井神社へ向かいました。
歴史を感じる厳かな雰囲気の神社です。慶長15年(1610年)6月1日から2日にかけての大雷雨により岩戸神窟が開き、神様が現われたことが創建の基。御利益は、あらゆる縁結び。新暦の現在は、神様出現の大雷雨の日にあたる7月2日を例大祭(夏祭)と定め、岩戸開き神事が行われます。岩戸神窟手前で玉串参拝ができる、年に一度の特別な日。より近くで神様の御加護にあやかれそうです。
◆「CHAMP CAFE」
豊かな自然、温暖な気候に恵まれ、食材の宝庫でもある糸島にはグルメスポットがたくさんあります。中でもお勧めは、岡田健太郎さん、ゆう子さん夫婦が営む「CHAMP CAFE(チャンプ カフェ)」。2人は、全国の景勝地にあるリゾート宿泊施設休暇村の元スタッフで、健太郎さんは調理部門を担当。地元の食材を活かす料理の腕は本格派。ゆう子さんは広報の経験があり、旅人を温かくもてなしてくれます。
フードメニューの一番人気は「糸島豚と鹿児島県産黒毛和牛のハンバーグ」(ご飯・みそ汁付き1320円)。ボリューム満点で玉ねぎたっぷりのハンバーグソースがベストマッチ!また、糸島ブランドとして知名度の高い「糸島野菜」のサラダはシャキシャキの食感。まろやかな味わいのドレッシングがよく合います。
「全て自家製」にこだわる健太郎さんの料理はもちろん、ドレッシングやソースのファンも多く、店内で販売するほか、糸島市のふるさと納税返礼品にもなっています。
店の雰囲気はアメリカンカジュアルで、居心地の良い空間。オリジナルドリンクやデザートも揃っているので、ドライブやツーリングの途中に気軽に立ち寄れるのも魅力です。
◆「白糸の滝」
夏に向けて、涼が得られる絶景スポットも外せません。羽金山の中腹にある「白糸の滝」は、その名の通り岩肌を白い糸のように流れる様が美しい、落差約24メートルの優雅な滝。ひんやりとした空気が心地よく、マイナスイオン効果が実感できるヒーリングスポットでもあります。6月中旬から7月下旬にかけては約5000株、10万本が咲き誇る紫陽花(あじさい)の名所としても知られています。
すぐそばの「白糸の滝 ふれあいの里」には食事処もあり、ヤマメの定食や、そうめん流しが楽しめます。清流でヤマメ釣り体験もでき、釣ったヤマメを塩焼きで味わうなど、アクティビティーも充実しています。
【旅のメモ】
◆桜井神社 福岡県糸島市志摩桜井4227 TEL092・327・0317
◆白糸の滝 糸島市白糸460の6 TEL092・323・2114(白糸の滝 ふれあいの里)
◆CHAMP CAFE 糸島市志摩小富士905の2 TEL050・3550・1912 営業時間11時30分〜21時※18時以降は予約制。金曜定休