大阪を拠点にするアイドルグループ・NMB48の新公演「天使のユートピア」が14日、大阪・難波のNMB48劇場で初日を迎えた。
秋元康氏が総合プロデュースし、2013年の「ここにだって天使はいる」(チームN)以来の約10年半ぶりとなるオリジナル公演。
選抜メンバー13人が、山本彩が作詞・作曲に携わった「僕らはまだ」、ぶっ恋呂百花(木下百花)が編曲まですべて手掛けた「チュッてギュッてグッと[ハート]」のOGによる提供曲や、塩月希依音(けいと)&坂田心咲(みさき)のWセンターによる29枚目のシングル「これが愛なのか?」(22日発売、作詞・秋元康)など新曲15曲、アンコールを含め全17曲でパフォーマンスを披露した。
「繋(つな)ぎ歌〜世界の国からこんにちは」は、1970年大阪万博の三波春夫さんが歌って国民的ソングになったテーマ曲を、当時の制作者の許諾を得て独自にアレンジ。歌詞も「笑顔の国から」で歌った。
NMB48は来年4月開幕の大阪・関西万博のスペシャルサポーターを務めている。キャプテンの小嶋花梨は、“令和のこんにちは”といえる楽曲に「光栄です。大阪から世界へと羽ばたく一曲として、歌い続けたい」と意欲を示した。また、来年は巳(み)年とあって、NMBおなじみのヒョウ柄ではなく、ヘビ柄のセパレートの衣装で歌う場面もあった。
なお、公演キャプテンには19歳の泉綾乃、副キャプテンには16歳・瓶野神音(かめの・じおん)が大抜てきされた。