ロックバンド「女王蜂」のボーカル・アヴちゃんと俳優・森山未來が8日、都内で声優を務めたアニメ映画「犬王」(湯浅政明監督)の狂騒御礼!舞台あいさつに脚本家・野木亜紀子氏と出席した。
室町時代に人々を熱狂させた実在の能楽師・犬王(アヴちゃん)と、そのバディである琵琶法師・友魚(森山)の友情を描いたミュージカルアニメーション。
人気ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」「アンナチュラル」などで知られる野木氏は、本作のキャスティングについて「森山さんの舞台を何度も見ていまして、歌がすごくうまい。ほれぼれするような歌を何度も聞いていた。キャスティングのタイミングで(NHK大河ドラマ)『いだてん』で落語家役をやっていらっしゃって、絶対森山さんがいいと思いました」と告白した。
アヴちゃんについては「『犬王ってすごく難しいよね』とプロデューサーと話していたのですが、『THE FIRST TAKE』の動画やPVが送られてきて、『この人は何なんだと、犬王じゃないか』と思いました。素晴らしかったです」と絶賛した。
本作にちなみ、自分の名前へのこだわりについて聞かれると、アヴちゃんは「『ちゃん』が付いているとみんな優しくしてくれる。自分にはチャーミングさがあると思うので」とにっこり。森山は「本名なので気に入っている。人より『未来(未來)』って言葉に関しては思いをはせている。抽象的な名前を与えられているからこそ、今を考えている」と語った。
イベントの最後に森山は、本作について、11日から字幕付も上映されることから「歌詞を追いながら聞いていくと、全然見え方も変わる。色んな角度で楽しめると思う」とアピール。アヴちゃんは「願わくば続きをやりたいと燃えていますので、たくさんみて『追い犬王』して欲しい。また犬王としてお会いしたい」と続編への意欲を語った。