10代・20代を中心に圧倒的支持を受けた、作家Fの初の小説を実写化。二宮健監督のもと“平凡で退屈な日々を送る青年が自分自身と東京を破壊するまでの夜と恋と戦争”を描く。
ビジュアルコメンタリーは、二宮監督による進行で“私”役の永瀬、“先輩”役・池田、“黒服”役・柄本が、撮影当時を振り返りながら作品の魅力を語る。コメンタリーを終えて永瀬が「改めてみんなと話して、僕も知らなかった監督の意図がわかって、僕自身も勉強になりました」と感想を語ったのに対し、二宮監督が「僕はあと5周くらい(コメンタリーが)できる」と返し、キャスト陣を笑わせる。
「自身にとって本作はどういう作品になったのか?」と聞かれ、主演の永瀬は「僕の人生のターニングポイントになった作品。家族写真のアルバムの最初に出てきそうなくらい、自分の近いところにある。僕の体にしみ込んだなと思います」と手応え。
池田は「コロナ禍を経て、誰かと語り合いたい時に観る映画が『真夜中乙女戦争』だったらいいな。自分の親しい人に観てもらって、一緒に思いの丈を語りたい」、柄本は「シンボリックな役を演じたのが初めてに近く、非日常な髪型や衣装を提案したり、ここまで監督と話し合いながら作り上げた役はほとんどなかった」と語った。
池田や柄本との共演について、永瀬は「完成した映画を観て、こんなにすごい方たちとお芝居をさせていただいたんだな、と改めて気づいた。お2人から刺激をいただき、いいところを吸収できたと思うので、それをまたどこかで発揮したい」と語り、それを聞いた池田は「楽しみですね〜」、柄本は「恥ずかしいっすね〜」と照れながら期待していた。