映画『エルヴィス』衣装制作でミウッチャ・プラダとコラボレーション

映画『エルヴィス』衣装制作でミウッチャ・プラダとコラボレーション

映画『エルヴィス』(7月1日公開)ミウッチャ・プラダと衣装制作でコラボレーション

(ORICON NEWS)

 ロックを産み出し、ビートルズやクイーンなど多くのアーティストたちに多大な
影響を与え、42歳という若さでこの世を去った、「世界で最も売れたソロアーティスト(ギネス認定)」エルヴィス・プレスリー(1935-1977年)。彼が名声を手に入れ、空前のスターダムへと登りつめるまでを映画化した『エルヴィス』(7月1日公開)では、メインキャラクターが着用する複数の衣装を、PRADA創始者の孫で、「PRADA」と「Miu Miu」2つのブランドを手がけるミウッチャ・プラダが担当している。

 同映画は、アメリカにおける変化し続けるカルチャーの状況や失われる純真さを背景に、エルヴィス(オースティン・バトラー)と謎めいたマネージャー、トム・パーカー大佐(トム・ハンクス)の20年以上にわたる複雑な関係を掘り下げた物語が展開される。その中心となるのは、 エルヴィスの人生に影響を与え、エルヴィスにとって大切な人物の一人、プリシラ・プレスリー(オリヴィア・デヨング)。エルヴィス・プレスリーの象徴的なスタイルと、彼が生きた時代全体を讃えながら、彼の生き様と音楽を描き出す。

 劇中の衣装は特別にデザインされたもので、プラダとミュウミュウのアーカイブ・アイテムを取り入れている。アカデミー賞受賞衣装デザイナーで、同作のプロデューサーの一人、キャサリン・マーティンは、次のように語っている。

 「『エルヴィス』の物語の中心は、 エルヴィスとプリシラの今も語り継がれる愛の物語です。プリシラ・プレスリーの美しさと アイコニックなスタイルは、現代のカルチャーに深く刻み込まれています。それゆえに、バズと私が重視したことは、このレジェンドを忠実に残すことであって、それは単にプリシアが実際に着用したウェアを模倣することではなく、プリシアのその歴史に名を残す独自のスタイルと、 映画を見ている観客とを結びつける現代的な方法を見出すことでした」。

 エルヴィスとプリシアが着用した衣装の資料調査を手始めに、プラダとミュウミュウの膨大なアーカイブからつながりがあるものや類似性を探り、新しいクリエイションを創出。それは、映画の中で描かれた時代を印象的に蘇らせるとともに、プラダとミュウミュウ、2つのブランドのDNAとその歴史を表現するものにもなっている。

 ミュウミュウは、20世紀の数十年にわたるそのときどきの時代のムードやスピリッツを、独自のコードに従って探求と再解釈を続けてきた。そのため、ミュウミュウのコレクションの中には、プリシラ・プレスリーのスタイルに関わる心を揺さぶられるような試みにインスピレーションを与えるものもあり、彼女の時代のファッションに対するパーソナルなアプローチを叶えることができる。

 プリシラが、ラスベガスで行ったコンサートで着用した、ビーズとフリンジをあしらったブロケードのパンツスーツなど、インスピレーションに満ちたアイテムを元に衣装を制作。プラダもプリシラが実際に着用した衣装を映画のために再製作。プラダが手がけたエルヴィスのプラムワインのキッドモヘアを用いた個性的なスーツをはじめ、これらの衣装が映画の登場人物のエッセンスを汲みだし、シルエットや一目でわかるフォルムで、一瞬にして過去を彷彿とさせながらも、現代的な魅力を引き立てている。

 ミウッチャ・プラダ、バズ・ラーマン、キャサリン・マーティンのコラボレーションは、2013年『華麗なるギャツビー』、レオナルド・ディカプリオが出演した1996年の映画『ロミオ+ジュリエット』の衣装の制作でも行われた。

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