第3話は、指輪職人への道を歩み始め、やる気をみなぎらせていたまこと(生見愛瑠)だったが、自分が想像以上に不器用だということに気付かされ落ち込んでいた。いくら練習しても失敗作の山が積み上がっていくだけで、一向に上達しない。寝食も忘れて必死にリングを叩くまことだったが、指輪職人の杏璃(ともさかりえ)から「作業が雑になっているから休むように」と告げられてしまう。
そんな中、公太郎(瀬戸康史)のフラワーショップを訪れたまことは、自分のうまくいかない状況を相談する。公太郎は、「下手なヤツが食事も取らないでやってても、下手に磨きがかかるだけ」と声をかける。公太郎と話すうち、まことは記憶を取り戻すきっかけになるかもしれないと、自分が転落した場所に行くことを決意。心配する公太郎と一緒に事故現場に赴くと、そこになぜか朝日(神尾楓珠)が現れて…!?
一方、律(宮世琉弥)はまことに会うためにリングショップを訪れる。ここで働いていることを知らないはずの律の来店に怯えるまことだったが、まことのリングが律の指にもぴったりとはまることが判明。公太郎、朝日、そして律。指輪がぴったりとはまる男性が3人もいることに、まことは困惑し…というストーリーだった。
第1話ラストで「俺、初めてしちゃった。一目惚れ」と、まことに告白した律だが、第2話で記憶喪失前からの顔見知りであることが判明。年商20億円の会社の社長という一面を持ち、その財力を持って執拗にまことの周辺を探っている。
そんな律の会社での一コマの中で、花見の思い出が映り込み、そこには社員たちに囲まれる“うさぎの着ぐるみ姿”をした律の姿が。第3話の中では、着ぐるみ姿についてそれ以上の描写はなく、視聴者からは「あのウサギの着ぐるみ、律くん!?」「やっぱりうさぎさんは律くんでしたか」「あの着ぐるみ律かよ…なに調べてんの…」「律くんほんとに謎多い」「律くんが余計に怪しくなった」などの声が寄せられている。
本作は、人に嫌われないよう、自分自身の素を見せず、悪目立ちしないように生きてきた主人公・緒方まことが、ある事故で記憶喪失になり、手元に残された男性用の指輪を手掛かりに“恋の相手”と“本当の自分”を探していくラブコメミステリー。