海賊王への道のりは険しすぎる?
最終章に突入したマンガ『ONE PIECE(ワンピース)』では、次々と新たな情報が明かされ、怒涛の展開を迎えています。
それとともに、麦わらの一味の行く手を阻む勢力図にも変化が生じました。今回は海軍大将をも上回る実力者たちが所属する、世界政府の組織を振り返ります。
世界政府の最高権力者であり、最大勢力と思われるのが「五老星」です。その実力は長年謎に包まれていましたが、ついにエッグヘッド島にてジェイガルシア・サターン聖が最前線に登場しました。
戦場に姿を現したサターン聖は、下半身がクモのような人間とはかけ離れた姿をしており、モンキー・D・ルフィの”ニカ”の力を、ものともしない耐久力を見せつけました。
さらに第1110話では、「五老星」全員がエッグヘッド島に集結しています。サターン聖、マーカス・マーズ聖、トップマン・ウォーキュリー聖、イーザンバロン・V・ナス寿郎聖、シェパード・十・ピーター聖は、禍々(まがまが)しい姿を露わにして、エッグヘッド島からの逃亡を図る麦わらの一味に迫りました。
妖怪のような恐ろしい姿をした「五老星」は、それぞれ「牛鬼」「以津真天(いつまで)」「封き」「馬骨(ばこつ)」「サンドワーム」と呼称され、強力な覇気を纏っているようです。
黄猿と互角以上に戦ったルフィの「ギア5」でさえも、「五老星」に決定的なダメージを与えることができず、能力紹介時に「悪魔の実」という表記がなかったことから、読者の間では「これまでの悪魔の実の能力とは違うかも」「本物の悪魔?」といった声もあります。やはり五老星は、非常に不気味な存在といえるでしょう。
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シャンクスとの因縁あり? 天竜人を処刑する最強勢力とは?
また、天竜人と繋がりがあるとされる「神の騎士団」の全貌も謎に包まれています。この名前が注目されはじめたのは、革命軍のモンキー・D・ドラゴンのセリフからでした。革命軍は、マリージョアの食糧庫の破壊や物資船を襲撃するなど兵糧攻めを決行し、宣戦布告を果たします。
しかし、このときドラゴンは「神の騎士団が動き出したら、戦いはそこからだ」と発言しています。現時点で確認されている「神の騎士団」といえば、天竜人をも処刑することができるフィガーランド・ガーリング聖のみです。
いまだ謎多き「神の騎士団」について「メンバーにシャンクスがいるのでは?」「ミホークは元神の騎士団?」など、さまざまな憶測が飛び交っています。いずれにせよ、強大な戦力を抱えていることは間違いないでしょう。
天竜人直属の組織であり、サイファーポールの最上級機関「CP-AIGIS 0(サイファーポール”イージス”ゼロ)」も得体のしれない組織です。メンバーが仮面と白いスーツで統一されているところも不気味さが漂っています。
メンバーには、エニエス・ロビー編で麦わらの一味と激戦を繰り広げた、CP9の一部メンバーが在籍しており、ロブ・ルッチやカクの姿もあります。
比較的新参者であるはずのルッチですら、覇王色を扱えるゾロと対等に戦う力を持っていました。それよりさらに格上の存在がいることを考えると、非常に恐ろしい組織です。
世界政府側だけでも、これだけの勢力が残っています。それに加えて、海賊同士の交戦も避けられませんし、革命軍やクロスギルドの動きにも注意が必要でしょう。今後のルフィたちの冒険は、まだまだ見応えがありそうです。