事件発覚当初は最低でも450万ドル(約6億9000万円)以上の送金と報じられていたが不正送金規模は3倍以上となる。
米司法省は11日(日本時間12日)、銀行詐欺容疑で水原容疑者を同日訴追したと発表した。米連邦検事マーティン・エストラーダによれば、この銀行口座は18年に水原容疑者によって開設され、21年に違法賭博を開始。銀行口座の電話番号とメールアドレスが水原容疑者のものに変更されていたという。エストラーダ氏は「大谷はこの捜査に全面的に協力した」と述べた。ESPNによれば、米連邦量刑ガイドラインに則り、銀行詐欺には最高100万ドル(約1億5300万円)の罰金及び最高30年の懲役が科される可能性があるという。
また、ESPNによると、訴状では水原容疑者は2021年12月から今年の1月までの間に「約1万9000回」の賭けを行ったといい、賭けに勝った賞金は約1億4200万ドル。一方で負けた金額は約1億8300万ドルで、差し引き「−4067万8436ドル」とされ、日本円では約62億3270万円ほど負けたことになる。押収された記録には「野球の試合への賭けは記録されていない」とあった。
清原氏は、米連邦当局の発表について「私は、捜査の結果、大谷選手はシロだと判断されたと理解していいと思います」とし、「大谷選手の携帯電話とか全部調べ尽くしたうえで、大谷選手は違法賭博に関与していない、水原氏の違法な送金にも関与していないということが明らかになったということですから、まさに大谷選手がおっしゃった通り、完全なシロだということが捜査の結果でも明らかになったということだと思います」とコメントした。