昨年デビュー４０周年を迎え、１０２か所を回る全国ツアーを終えたばかりのロックバンド・スターダスト☆レビューが４日、埼玉県さいたまスーパーアリーナで４０周年の集大成となるコンサートを行った。
「東西合わせて１０８曲 煩悩ライブ」と銘打ち、この日のスーパーアリーナと、１１日の大阪城ホールの２か所で行われる今回の公演は、それぞれ６時間以上に及ぶ長丁場のコンサート。メンバー全員還暦を超えたベテランバンドにとっては過酷な挑戦だ。
ボーカルでリーダーの根本要（６５）の「お陰様で４０周年、集大成として今日はとてつもなく長いライブをやります」という言葉でコンサートは開幕。代表曲「木蘭の涙」、「今夜だけきっと」や一昨年にリリースの最新アルバム「年中模索」から「偶然の再会」など全５９曲が演奏された。集まった熱心なファン１万人のほとんどは途中で帰ることもなく、長時間のステージを最後まで楽しんだ。
根本は途中、「俺たちは好きでやってるだけだからいいんだけど、聴かされる方はたまったもんじゃない（笑）。皆さん好きな時に休憩して、堂々とトイレに行ってください」と笑わせながらも、観客を気遣った。
また、長時間のコンサートを開催した理由について「４０年経って、俺たちの音楽を好きでいてくれる人たちと長い時間一緒にいたい」からとしみじみ語った。
