吉田羊、明石家さんまの元妻役 柔道家・松本薫さんはドラマデビュー フジ系「心はロンリー気持ちは『…』FINAL」

吉田羊、明石家さんまの元妻役 柔道家・松本薫さんはドラマデビュー フジ系「心はロンリー気持ちは『…』FINAL」

「心はロンリー気持ちは『…』FINAL」に出演する吉田羊©フジテレビ

(サンケイスポーツ)

女優、吉田羊が4月27日放送のフジテレビ系スペシャルドラマ「心はロンリー 気持ちは『…』FINAL」(後9・0)で主演のタレント、明石家さんま(68)の元妻役で共演することが5日、分かった。また、ロンドン五輪柔道女子57キロ級金メダリストの松本薫さん(36)がさんまの推薦で出演することも決定、ドラマデビューとなる。そのほかタレント、高田純次(77)や俳優、でんでん(74)、菅原大吉(63)、入江甚儀(30)、中尾明慶(35)らも味わい深い演技を披露。主題歌はTHE ALFEEの新曲「ロマンスが舞い降りてきた夜」になることも決まった。

「心はロンリー―」は1984年から2003年まで計11作を制作。シリアスな物語の中で、さんまらがナンセンスギャグを連発する遊び心満載の異色作として大ヒットしたシリーズだ。

21年ぶりに復活し12作目となる今回は、心温まる人間ドラマが展開。さんまは、定年を間近に控えたベテラン刑事で「最後の事件」に立ち向かう主人公・轟木竜二として登場。女優、川口春奈(29)が、警察官である父親に愛憎相半ばする複雑な感情を抱く娘・寺沢和来にふんする。

吉田羊は轟木の元妻で、和来の母親・寺沢早紀役で登場。フジ系ドラマ出演は「まだ結婚できない男」(19年10月期/カンテレ・フジ系)以来。最近では「不適切にもほどがある!」(24年1月期/TBS系)でのコメディエンヌぶりも好評を博した吉田が、さんまとタッグを組んで、どんな〝元夫婦〟を演じるのか見逃せない。

また、轟木が勤める「犬顔警察署」刑事課2係の仲間たちを演じるのが、松本薫、でんでん、入江甚儀。松本は柔道5段の熱血刑事・三竹由真、でんでんは事なかれ主義の係長・塚原太志、入江は陽気な性格の刑事・結城一馬を演じる。

とりわけ要注目なのが、今作でドラマデビューを果たす柔道家の松本だ。「心はロンリー」シリーズでは毎回、さんまの要望で、演技経験のない〝素人〟を抜擢(ばってき)するのが慣例となっており、今回も「松本さんが芝居をしたら、きっと面白いはず」というさんまの推薦を受けて、出演が決まったという。さんまの予想は的中。五輪金メダリストならではの迫力満点のアクションを披露したり、かと思えば、子供のようなあどけない表情を見せたりと、フレッシュな存在感を放っている。

一方、高田純次と菅原大吉が演じるのは、轟木の〝最後の事件〟の陰でうごめく謎の研究所のメンバー。高田が所長の幕部澄夫、菅原が研究員の高松寛治を、それぞれけれん味たっぷりに怪演する。中尾明慶は、事件のカギを握る〝若い男〟を熱演する。

「心はロンリー」シリーズ名物の〝ワンシーン共演者〟の顔ぶれも明らかに。今回、ときにさりげなく、ときに強引に(?)劇中に登場するのはタレントで画家、ジミー大西(60)やタレント、関根勤(70)、お笑いコンビ、ニューヨーク、女優、山口もえ(46)、総合演出の三宅デタガリ恵介氏(75)ら。多彩な顔ぶれが次々と現れることになっている。

また、今作の主題歌は、THE ALFEEの新曲「ロマンスが舞い降りてきた夜」に決定した。10日午後10時放送の「週刊ナイナイミュージック 拡大号」にTHE ALFEEがゲスト出演、同楽曲をテレビ初披露。さんまとMCのナインティナインとも爆笑トークを展開する。

★吉田羊コメント

−−出演することが決まったときの心境

「昔テレビで見ていたドラマが復活すると聞き、まずは懐かしく思いました。さんまさんの元奥さんという大変光栄な役を頂き、あの頃テレビにかじり付いていた自分に、〝将来、あなたこれに出していただけるよ〟と教えてあげたいです」

−−共演の明石家さんま、川口春奈の印象

「俳優の明石家さんまさんは、『男女7人夏物語』(1986年/TBS系)の頃から大好きです。今回もコメディーとシリアスを自在に行き来され、さんまさん演じる轟木に、ぐぐぐっと引き込まれました」

「川口さんとは2回目の共演になりますが、前回はほとんど絡みがなかったので、今回またご一緒できてうれしかったです。ドラマ『silent』(2022年/フジテレビ系)は、私もご多分に漏れずハマったクチで、川口さんの泣き芝居の美しさにうっとりしていた一人です」

−−撮影中、印象に残っている出来事

「さんまさんの、現場への気遣いと空気作りが尋常ではありませんでした。朝〝おはよう!〟と声高らかに現場に入ってこられ、監督の演出には〝あいよ!〟と朗らかにお返事、カメラセッティングの間には冗談を言って現場を和ませる…全方向に目を配り、1秒たりとも気を抜いておられないのが分かりました。あんな完璧な主演の役者さんは、なかなかいらっしゃらないのではないでしょうか」

−−視聴者へのメッセージ

「昔ごらんになっていた皆さまには懐かしく、初めてごらんになる方には新鮮に楽しんでいただけたら幸いです。ドラマのようなコントのような不思議な世界をご堪能ください」

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