『ワンピ』エネルはイム様に故郷を滅ぼされた? ファンが気付いた驚きの伏線とは

『ワンピ』エネルはイム様に故郷を滅ぼされた? ファンが気付いた驚きの伏線とは

エネルを立体化した「フィギュアーツZERO エネル」(BANDAI SPIRITS)

(マグミクス)

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エネルの故郷・ビルカを滅ぼした真犯人は?

『ONE PIECE』空島編のボスキャラとして登場したエネルは、雷を自在に操る「ゴロゴロの実」の能力者です。登場から時間が経過した現在でも、「最強説」などでファンから取り上げられることも多いエネルについて、とある考察がファンのあいだで大きな話題を呼んでいます。

 エネルは空島スカイピアを支配する前、おなじく空島にある自身の故郷「ビルカ」を滅ぼしたといわれていました。このことは、エネルの恐ろしさを表しているエピソードのひとつですが、一部のファンのあいだでは、ビルカを滅ぼしたのは「エネルではない」という説がささやかれているのです。

 最近話題になったのは、エネルの故郷ビルカを滅ぼした真犯人は、世界政府最高権力「五老星」の上にいる謎の人物、イム様であるという説でした。エネルはイム様に故郷を滅ぼされたことで発狂し、自分のことを「神」だと思い込んでしまったのではないか、と考えられています。この大胆な考察に、ネット上では「これがマジならエネルに対しての解釈が完全に反転するんだけど」という驚きの声のほか「ビルカがイム様に消される理由も分からなくはない」などの反応がありました。

 ビルカがイム様に滅ぼされた可能性について、いくつかの根拠が存在しています。「ビルカが滅んだ時期」に注目すると、ビルカが滅んだのは現在(空島編から2年後)から8年前、4年ごとに行われる「世界会議(レヴェリー)」の前々回が開催されたと思われる時期です。

 コミックス105巻1060話では、今回行われたレヴェリーの直後に、イム様がなんらかの力を使ってルルシア王国を消滅させた場面が描かれました。ルルシア王国は革命軍の助けを借りて革命を起こした国であり、現在の世界を支配するイム様にとっては邪魔な存在だったのかもしれません。

 その事件が起きる前、コミックス90巻第908話では、イム様に五老星が「歴史より消すべき『灯』がまた お決まりでしょうか?」と尋ねています。もしも、イム様がレヴェリーが開催される度、自分の意に沿わない国を消滅させているのだとすれば、8年前にビルカがその「歴史より消すべき『灯』」の対象となっていたとしてもおかしくありません。

 また、ビルカには歴史にかかわる重大な謎が残されている可能性が高いとも言われています。コミックス49巻に収録された扉絵連載『エネルのスペース大作戦』では、月に上陸したエネルが見付けた月の都市に、ビルカという名前がついていることが明かされています。ビルカの人びとは資源不足のために「青色の星」に降り立ったとされており、彼らが空島で独自の文明と歴史を発展させたのが、エネルの故郷であるビルカだったのかもしれません。

 さらに、多くのファンのあいだで、イム様が国を消滅させたのは「古代兵器ウラヌスの力では?」とささやかれています。もしもイム様がウラヌスの力でビルカを滅ぼしたのだとすれば、ウラヌスの力を目撃したエネルが「方舟マクシム」を作った、という説も考えられるのです。

 ネット上では「ビルカは月の都市の研究をしていて、イム様に消されることになっちゃったのかな?」「エネルは故郷を滅ぼしたと言われているけど、実際には自分だけが生き残っただけだったりして……」など、考察に納得する声が多くあがっていました。

 エネルとイム様のあいだになんらかの因果関係があるのだとすれば、現在月にいると思われるエネルが再登場する確率が跳ね上がるかもしれません。エネルは読者からの人気も高く、再登場を望む声が多いキャラですが、どんなタイミングでカムバックし、どんな活躍を見せるのか、注目が集まります。

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