ロバート・キャンベル氏 大谷翔平声明の英訳を称賛「気持ちがこもっている。好感を持った」

 日本文学研究者で早大特命教授のロバート・キャンベル氏が26日、TOKYO MX「バラいろダンディ」(月〜金曜後9・00)にコメンテーターとして生出演し、元通訳の水原一平氏(39)を巡る違法賭博疑惑を受け、ドジャース大谷翔平投手(29)が発表した声明について、自身の見解を語った。

 水原氏の解雇が発表されて以降、初めての大谷の肉声。大谷は「僕も話したかったので、うれしく思います」と切り出し、「信頼していた方で、悲しいし、ショックです」「僕はスポーツ賭博に関与してない」「彼が僕の口座からお金を盗んだ」「みんなにうそをついていた」「言葉では表せないような感覚でこの1週間ぐらいはずっと過ごしてきました」などと説明し、潔白を訴えた。

 キャンベル氏は大谷の言葉だけでなく、通訳された英語を含めて聞いたという。「英訳は(日本の報道では)切られているけど、つなげて見ていくと、英訳がすごく適切で、的確で、すごくスムーズですね」。各文が短く切られたことが好印象だったようで、「メモが目の前があって、特に後半は読み上げているんですけど、自然に、読み上げ原稿みたいな形ではなく、もちろんない、もちろんないといった(主張をしていた)」と説明した。

 また、問題が発覚してからの大谷の心情も、声明を通じて伝わったという。「半ばこの1週間、信頼していた人から裏切られたことに加えて、嫌疑を掛けられている、自分も関わってるんじゃないか?とファンから見られたという、二重の彼の苦しみというか、ストレスということが、読み上げてはいるんだけど、その部分も彼の気持ちがこもっているので、好感を持ちました」と安堵していた。

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