森永卓郎氏 大谷翔平の会見「もうこれでいいじゃん」「大谷を守れよって」に息子・康平氏「捜査の結果を」

 昨年末にステージ4の膵臓(すいぞう)がん闘病を公表した経済アナリストの森永卓郎氏(66)が26日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」にリモート出演。ドジャース・大谷翔平投手(29)がこの日、専属通訳だった水原一平氏(39)の違法賭博問題を受け声明を発表したことについてコメントした。

 水原氏の解雇が発表されて以降、初めての大谷の肉声。大谷は「僕も話したかったので、うれしく思います」と切り出し「信頼していた方で、悲しいし、ショックです」「僕はスポーツ賭博に関与してない」「彼が僕の口座からお金を盗んだ」「みんなにうそをついていた」「言葉では表せないような感覚でこの1週間ぐらいはずっと過ごしてきました」などと説明した。

 これについて卓郎氏は「今回の大谷選手はスポーツ賭博にも送金にも一切関わっていないというストーリーは弁護士さんを含めて関係者、あるいは水原通訳も含めて全員が納得する形でこういうことでいきましょうって言うことで、作られたもんなんだろうなと思ってます。ただこの形が一番野球選手としての大谷選手を傷つけない結論なので、私はもうこれでいいじゃん、って正直思います」と発言。

 「真実がどこかって言うのを延々と追及してもですね、誰も得をしないので」と続けると、パーソナリティーのフリーアナウンサー・垣花正は「これ、本当に安心と言うか。肩代わりもしてない、スポーツ賭博もしてない、大谷翔平選手はまっさらです、というのがもちろん我々を安心させた材料なんですけど、これ、作られたものだって言っちゃうとこれ問題がありますよね」と指摘した。

 卓郎氏は「いや、作られたものだっていうか、みんながそれで納得をしているので、真実がどこにあるかっていうのは、水原さんは違うこと言ってたわけじゃないですか、今まで。ただそこをね、延々と追及することで誰か幸せになるかっていうと私はそうは思わないんですね」と私見を述べ、「だからアメリカの司法当局も含めてこれでいいじゃんって私は思うんですよ」と強調した。

 これについてゲスト出演した卓郎氏の息子で経済アナリストの森永康平氏は「捜査がこれから本格化していくわけなので、正直その結果を待つしかないというか」と語ると、垣花は「司法当局はこれが作られた話かどうかまで一応精査しますよね。多分」と話した。

 卓郎氏は「いや、だけどね、大谷翔平っていう人は日本だけじゃなくて世界にとって野球界の宝なわけですよ。彼が悪意を持っていなかったことも間違いないわけですね。自ら賭博をやってたわけじゃないわけじゃないですか。だったら司法当局もお前ら人間なんだったら、大谷を守れよって個人的には思います」と述べた。

 垣花は「感情的には分かります。だけど法律にのっとるなら違いますけどね」とぴしゃり。康平氏は「今の発言みたいなのが親父が(著書で)書いた、“書いてはいけない”みたいな世の中を生み出してるんだと。ようはみんながこうだと幸せだから、事実がどうかっていうのはまあいいじゃんって風潮はダメだって。本で批判してたんじゃなねえのかよって思いましたね」と反論した。

 「いやだから大谷選手が何したかどうかっていうのは現時点では何も分からないわけで、本当に何もしてないかもしれないし、実は関わってたかもしれないっていうのは誰にも分らないわけで、まあここはもう捜査の結果を僕らは待つしかないし」と語った。

 垣花が「今の段階で言うなら本当に一言で言うならほっとしたって感じですよね。大谷さんの言うことをそのまま受け取って」とまとめると、康平氏は「一ファンとしてはプレーに支障が出ないようにって思いますけど、それはそれ」と冷静に話した。

 森永氏は「ただ私が言いたいのは、もうこれで行こうよ」と希望を語った。「これで大谷翔平が見られなくなったらとてつもない世界的損失が出るんですよ」と訴えた。

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