20年にテレビ朝日系で放送された同作は、歌手・浜崎あゆみのデビュー秘話や恋愛模様などが描かれた自伝的小説のドラマ化で、当時は大きな反響を呼んでいた。
主人公アユを演じたのは、当時新人の安斉かれんだった。鈴木氏は「新人でやるならやり方を変えないといけないと思って、かなり“大映ドラマ”的なものを作ろうと思って」と、オーバー気味の演技で一時代を築いた大映ドラマ風を目指したことを告白。「第1話からツイッターで総ツッコミを受けるんですけど。狙った通りなんですけど」と明かした。
第1話の終了後から反響は大きく、「(出演した)三浦翔平君が、終わって10分後に“これは大丈夫ですか?”って。分かりますよ?気持ちは。気持ちは分かるんですけど、それを経てのドラマなんで」と振り返った。
しかし、物語が進むごとに、おそろしい情報が耳に入ってきたという。「どんどん回を増すごとに、浜崎さんが怒ってるらしいといううわさが…」。同作を見ていたみちょぱが「本人だとしたら、嫌な感じはします」と、浜崎に同情した。
「だいぶ怒ってるんじゃないかってうわさが聞こえてきて、ヤッバいなと思って」と感じた鈴木氏は、ワンクッション置いて謝罪をすることに。「僕、エッセーをやっていて、“浜崎さん怒ってる”っていって、“すみません”って」。執筆物の中で、浜崎さんに謝ったという。
すると、浜崎からは最終回の放送日に反応があったという。「最終回放送当日にインスタをボーンと上げて、“鈴木おさむ様 私は怒ってなどおりませんよ このドラマ最高でした!”みたいな感じで」。鈴木氏も胸をなで下ろしたかと思いきや、「絶対怒ってたと思う」と苦笑い。「その後一度もお会いしてない」とも明かした。