「恋はつづくよどこまでも」などで知られる脚本家・金子ありさがオリジナル脚本を手掛けるヒューマンラブストーリー。「中学聖日記」「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」の新井順子プロデューサーと再タッグを組む。映画「ずっと独身でいるつもり？」「君が世界のはじまり」をはじめ、テレビドラマの演出も手掛けるふくだももこがメーン監督を担当する。
10代、20代、30代…年齢を重ねていくと誰もが直面する「大台」の年齢への期待と不安。“モヤり”“焦り”ながら恋に仕事に立ち向かい、生きる道を探してラストイヤーを駆け抜ける、川口春奈・木南晴夏・畑芽育による“ボーダー3姉妹”の姿を描く。
スーパー戦隊作品で俳優デビューし、現在は劇団EXILEに所属する塩野が、川口演じる主人公・七苗の元彼「小森誠」を演じる。小森と七苗は会社の同僚であり、長年付き合っていたものの破局。その後、小森は別の会社に転職したが3年ぶりに七苗と再会を果たす…という役どころ。
塩野は女優の吉高由里子が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」で66代天皇・一条天皇として出演するほか、さまざまな話題作での熱演が光る。舞台「タンブリングFINAL」でタッグを組んだ新井プロデューサーとの再タッグに、塩野は「今回、約10年ぶりにご一緒できるということで、とてもうれしかったです」と喜びいっぱい。「（キャストやスタッフは）以前ご一緒したことがある方たちばかりで、撮影当日をとても楽しみにしていました。現場もとてもいい雰囲気で、“もっとガッツリとこの現場と関わりたかったな”というのが本音です」と明かした。
作品について、「短いシーンの中でもふくだ監督と台詞の細かい調整をしながらの撮影にはやりがいを感じました」といい、「いつも素敵な作品を生み出している新井順子プロデューサーと“またご一緒できるよう頑張らねば”と、より改めて思いました」と決意を新たに。
また、自身の「9ボーダー」については「僕自身はあまり年齢を意識しすぎないようになりました。俳優という職業は、自分の実年齢よりも、いくつに見えるかが重要だと思っているので、今年からでも年齢を非公表にしたいくらいです（笑）」というが、「とはいえ“今だからできる役”というのは確実に存在するので、昔から焦りとは常に隣り合わせです」と現在の思いを語った。
