18歳で空手道場に入門したのをきっかけに格闘技を始め、大学卒業後は広告代理店に就職したものの、昨年6月に脱サラして格闘家への道を歩み始めた向坂。トミーのグラウンドから脱出するなど健闘するシーンも見せたが、無念の黒星に。ORICON NEWSでは監督して向坂を見守った平本蓮を直撃し、試合の感想を語ってもらった。
――監督として試合後の率直な感想は?
【平本】次は適正階級で早く敗者復活戦を組んでほしいです(笑)。
――今回はリミット69キロで、前日計量で他の選手がみんな68キロ台だったのに、向坂選手だけ65.45キロで、トミー選手と並んだときも体格差を感じました。
【平本】でもこの番組に出演が決まってから、期間が長かった訳じゃないけどすごく練習をやってきて。アマチュアMMA1試合しか経験がないし、磨けばちゃんと光る選手なんで。僕もMMAデビュー戦(※)はボコボコにやられたので(笑)。
(※2020年大みそかの萩原京平戦。マウントパンチの連打を被弾してTKO負け)
――たしかに、同じ結果ですね。
【平本】初めは誰しもしょうがないのでね。ナチュラルで65しかなくて適正階級はバンタムとかフライなので、今後トーナメントの合間とかでチャンスがあればどんどん試合を組んでほしいです。
――向坂選手の気持ちは折れていないですか?
【平本】こっからですよ、こっから。やっぱりMMAは時間がかかるので、長い戦いになっていくから、こっから這い上がっていくだけです。
――平本選手は今日は監督でしたが、あした(16日)は違う形で盛り上げてくれますか?
【平本】そうですね…、なんかあるかもしれないですね。ファンのみんなが期待してることと違う内容かもしれないけど(笑)、楽しんでもらえたらと思います!
◆『格闘代理戦争-THE MAX-』1回戦結果
・第1試合
◯中村京一郎(監督:岡見勇信&中村倫也)
1ラウンド1分36秒 KO
Xミスターホンデ(監督:秋山成勲)
・第2試合
◯中谷優我(監督:青木真也)
3ラウンド判定.
X松岡拓(監督:田嶋椋)
・第3試合
◯ギレルメ・ナカガワ(監督:クレベル・コイケ)
1ラウンド0分40秒 腕十字
X諸石一砂(監督:鶴屋怜)
・第4試合
◯トミー矢野(監督:イゴール・タナベ)
1ラウンド2分33秒 TKO
X向坂準之助(監督:平本蓮)