日本テレビの水曜日午後10時枠で放送されてきた連続ドラマ「となりのナースエイド」が13日に最終回を迎えた。
同番組は女優の川栄李奈が主演、脚本はコントの名手オークラ氏が担当。大学病院の外科に配属された新米のナースエイド(川栄)が、医師、看護師らとぶつかりながら、介助やベッドメーキングなど「本業」の枠を越えて患者と向き合う姿を描いてきた。
同局は7日に行われた4月期改編説明会で、テレビを取り巻く環境や生活のニーズの変化に対応するため、2024年4月改編で水曜夜10時にバラエティー枠の新設を発表。1991年から連続ドラマ枠として放送されていたが、33年ぶりの改編が決まり、この日で長い歴史に幕が下りた。
同局「水10」ドラマは、最終回が世帯視聴率40%を記録した「家政婦のミタ」をはじめ、「ハケンの品格」「星の金貨」「14才の母」といった大ヒットドラマが多数誕生してきた。
一方で、同局はすでに土曜夜の改編も発表。「熱中時代」「家なき子」「ごくせん」など大ヒットシリーズを生み出した土曜午後9時台の“伝説のドラマ枠”が復活する。現在「新空港占拠」を放送している土曜10時台のドラマ枠はそのまま残り、土曜日は9〜11時はドラマが2枠続く。水10ドラマは終了するが、同局が1クールに制作する連続ドラマの数に変更はない。
「水10」で新たに始まる番組はお笑いコンビ「ハライチ」とタレントの佐藤栞里が司会を務める「世界頂(いただき)グルメ」。ハライチが同局でレギュラー番組の進行を担うのは初めてで、4月からスタートする。同枠でのバラエティー番組の放送は33年ぶりとなる。