【ソウル聯合ニュース】韓国出身の世界的な音楽家、鄭明勲(チョン・ミョンフン)が指揮する東京フィルハーモニー交響楽団が、5月7日にソウルの複合芸術施設「芸術の殿堂」、同月9日に世宗文化会館大劇場で来韓公演を開催する。公演企画会社のクレディアが12日、伝えた。
東京フィルハーモニー交響楽団の正式な来韓公演は2005年以来19年ぶり。同楽団は15年に韓国を訪れ、韓日国交正常化記念イベントの一環としてソウル市立交響楽団と合同公演を行った。
チョン・ミョンフンは2001年に東京フィルハーモニー交響楽団のスペシャル・アーティスティック・アドバイザーに就任し、16年からは外国人として初めて名誉音楽監督を務めている。
ソウルで開かれる2回の公演は、それぞれ異なるプログラムで行われる。
5月7日の公演ではピアニストのチョ・ソンジンが協演し、第1部でシューマンのピアノ協奏曲を演奏する。第2部の演奏曲はベートーベンの交響曲第5番「運命」。
5月9日の第1部では、チョン・ミョンフンが指揮とともにベートーベンの三重協奏曲のピアノ演奏も担当する。
第2部では平和と和合を象徴するベートーベンの交響曲第9番を披露する。