ワノ国編後に五老星の名前が明らかに?
※この記事には『ONE PIECE』のコミックス未収録内容を含みます。ご注意ください。
『ONE PIECE(ワンピース)』(著:尾田栄一郎)は物語が最終章に差し掛かり、最新話が公開された日はSNS上でトレンド入りするなど、大きな盛り上がりを見せています。特にルフィ率いる麦わらの一味がワノ国を去ってから、さまざまな世界の情報がルフィたちの耳に届きました。
そのひとつにルフィの義兄であるサボがアラバスタ王国の国王であるネフェルタリ・コブラを殺害した、という報道がありました。しかし、この情報はデマであり、実際は、コブラは五老星の手によって殺害されていました。
さらに、「マーカス・マーズ聖」「トップマン・ウォーキュリー聖」「シェパード・十・ピーター聖」「イーザンバロン・V・ナス寿郎聖」「ジェイガルシア・サターン聖」と五老星全員の名前が判明します。そのためネット上では、サボやコブラが五老星と戦った際に明かされたシルエットと五老星の名前から彼らの能力が予想できるのではないか、と注目を集めました。
そして、コミックス108巻にて、ついに五老星の一角であるジェイガルシア・サターン聖がルフィたちの前に姿を表しました。ルフィたちの前に現れたサターン聖はこれまでに描かれた人間らしい姿とは異なる様子で、下半身が蜘蛛の足のようになり、頭には角が生えていました。この異形の姿から「悪魔の実」の能力者ではないか、という予想が立てられたようです。
ネット上では、クモのような姿と、サターンが「土星」の意味を持つことから、サターン聖は日本の妖怪である「土蜘蛛」がモデルの能力者ではないかと推測されています。
先述した通り、サターン聖を含め五老星は全員名前に太陽系の惑星の名前が入っています。
・マーカス・マーズ聖→火星(マーズ)
・トップマン・ウォーキュリー聖→水星(マーキュリー)
・シェパード・十・ピーター聖→木星(ジュピター)
・イーザンバロン・V・ナス寿郎聖→金星(ビーナス)
・ジェイガルシア・サターン聖→土星(サターン)
また、中国古代の学説で「万物は木・火・土・金・水の5つの元素から成り立つ」とする考え方の五行説から、五老星の名前が付けられているという可能性も考えられます。このことから、ほかの五老星の能力もあり程度の検討はつくのではないでしょうか。
1085話では五老星のシルエットと思われるものが描かれており、5人とも人間の姿をしていませんでした。このことから、ほかの五老星の能力も動物系の幻獣種の能力者ではないかとうわさされています。
サターン聖のように名前と能力の関係性と明かされたシルエットから考えると、ジュピター聖は木霊、V・ナス寿郎聖は金剛力士やシルエットの形からイグアナの姿を持っている神であるイツァムナーの能力を持っているのではないかと考えられています。マーズ聖は太陽にすむ鳥と言われている三足烏、マーキュリー聖は海坊主もしくはカバに似た悪魔のベヒモスではないかと推測されているようです。
さらに、『ONE PIECE』の最新展開1109話のラストでは、五老星が全員ルフィたちのいるエッグヘッドに集結するような描写がみられました。1110話では、ついに五老星が全員ルフィの前に姿を現す可能性が高いです。この際、五老星全員がサターン聖のように、変身した姿で登場するのでしょうか。
変身した姿で登場すれば、ほかの五老星の大方の能力を予想できるかもしれません。五老星全員の能力が明かされることで『ONE PIECE』の世界情勢や今後の展開が大きく盛り上がることは間違いないでしょう。