アルピニストの野口健氏(50)が7日「X」(旧ツイッター)を更新。外国人観光客への「徴収金」導入について持論を展開した。
大阪府の吉村洋文知事が6日、オーバーツーリズムの予防・対策として、宿泊税の引き上げを検討しているほか、今後増加が予想される外国人観光客に別途「徴収金」を負担してもらう意向を明らかにした。徴収金はオーバーツーリズムの予防・対策や街の美化のための費用にあてたいとしている。
吉村知事の提言について野口氏は「吉村大阪府知事の『外国人観光客徴収金導入について言及』はありではないだろうか」と賛同。
続けて「富士山の入山料金も日本人と外国人で分けてもいいように思います」と外国人観光客が殺到している富士山にも適用するのも一考だとしている。
その理由として「ネパールでは外国人にのみ徴収。確かキリマンジャロもそうだったような。ボルネオのキナバルはどうだったかな。調べておきますが、少なくとも僕はネパールで外国人のみ入山料金を払う事に『外国人差別をされている』などと感じたはありませんし、周りの外国人登山からもそのような意見は聞いた事がありません」といった海外の例をあげている。
また「特に富士山の場合、外国人登山客によるオーバーユース対策が一つの課題となっています。インバウンドばかりが注目をされていますが、富士山の場合、旅行で来日される外国人旅行者よりも『日本に住んでいる外国人によるトラブルの方が目立つ』と山小屋関係者から聞きました。議論する価値があるテーマだと思います」とも。
さらに「外国人差別という意見もあるようですが、ネパールでは外国人にのみエベレスト含め国立公園の入園料を徴収。エベレストの入山料金は外国人は1人一万ドル。ネパール人登山客はネパール人なので無料。『ネパールの国立公園はネパール人の為にあるからだ』との説明に納得」とエベレストの現状を解説している。