タレントのビートたけし(77)が約26年半にわたってストーリーテラーを務めてきた「奇跡体験!アンビリバボー」(フジテレビ系)を6日放送の2時間スペシャルをもって卒業した。タモリ(78)の「ブラタモリ」(NHK)も今春でレギュラー放送の終了が決まっているなど、かつての〝お笑いBIG3〟にもかげりが見えてきたのか。
たけしの「常識では考えられない出来事、アンビリーバボー。あなたの身に起こるのは、あしたかもしれません」とのせりふで番組を締めくくると、「大変お世話になりました。本当にありがとうございました」との感謝のテロップが放映された。併せてMCの剛力彩芽(31)も卒業した。
1980年代のバラエティーを席巻した〝お笑いBIG3〟では、タモリも長年続いた「タモリ倶楽部」に続き、「ブラタモリ」も今春でレギュラー放送が終了する。
「BIG3クラスになると、ギャラも高額です。今のバラエティー番組は制作費もかつかつですから、たけしさんの場合も高額ギャラがネックになっていたようです。番組内でもスポット的に登場するかたちですから、制作側としては割に合わないということです。タモリさんも高額ギャラもありますが、歩き回るロケなので体力的な負担も大きかった」と放送関係者は話す。
そんな中、ひとり気を吐くのが明石家さんま(68)だ。「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)や「ホンマでっか?!TV」(フジテレビ系)など、いまだにMCで番組を仕切っている。
「さんまさんもかつては60歳で引退すると話していました。今でも〝スピードがなくなったら辞める〟と話していますが、ダウンタウンの松本人志さんが活動休止の今、まだまだやめるわけにはいかなくなったようです」と芸能事務所関係者は話す。