お笑いタレントのふかわりょう(49)が6日、TOKYO MX「バラいろダンディ」(月〜金曜午後9時)にMCとして生出演。2月28日に放送されたABCテレビ「これ余談なんですけど…」での出演者の不適切発言について私見を述べた。
問題は生放送ではなく、修正可能だった収録番組だったことと指摘した。「かまいたちがいろんなことやって、笑いをってしていたかもしれないですけど、やっぱり片方が固定観念や先入観を発したりしたら、どっかでブレーキをかける人が、相方じゃなくても共演者の方が誰か、それがいると、1人の先入観だっていうことが電波に乗る」と解説した。
さらに「これ、誰も否定する人がいなくて、私も非常につらいのが、周りも笑ってしまった。この笑いっていうのが、テレビのやっかいなもので。それを肯定することになっちゃう」と私見を述べた。
そして「彼らは笑いに貪欲なので、そういうところもあると思うんですけど、笑いが肯定してしまうっていう構図が、やっぱりバラエティーだったとはいえ。全員肯定しちゃうとね」と語った。
同番組の28日放送では、「イライラする瞬間」をテーマに、“せっかちな関西人”を自称する出演者らがトークを展開。かまいたちの山内健司は薬局での薬剤師とのやりとりを“イライラする瞬間”として挙げ、処方箋を持って薬局を訪れた際に薬剤師から細かく質問されることについて「それ(診察)はもうしてきた。その結果、これ(処方箋)もらって渡してるねんから。さっさと薬もらって帰りたいのに」などと発言。相方の濱家隆一も「薬剤師さんも医療に携わってるから一応、“医者あこがれ”みたいなのがある」などと続け、SNS上で批判的な意見が寄せられた。
濱家は1日、自身のXで「処方箋の件、考えなしに失礼な事言ってしまいました 薬剤師の皆さん、本当にすみませんでした」と謝罪。朝日放送(ABC)テレビは5日、番組公式サイトに謝罪文を掲載し、「2月28日(水)の放送における薬剤師の業務に関する発言で、一部不適切な内容がありました。窓口で薬剤師が症状等の確認をすることは、法律(薬剤師法)に基づいた適正な業務であることなど、薬剤師に関する番組側の認識が不足していました。また医師と薬剤師との関係について、薬剤師の方々および関係する皆さまに、ご不快な思いをお掛けした内容もありました。謹んでおわびいたします」と謝罪した。