歌手大黒摩季(52)が1日、札幌市のカナモトホールで全国ツアー初日公演を行った。92年に「STOP MOTION」でデビュー。30周年記念ツアーは、地元北海道からスタートした。
生まれ故郷でのスタートから、約1年をかけて47都道府県を回る。「ここで生まれて、ここで音楽を見つけて、ここで練習して、そして上京して、バックコーラスをやって、30年がスタートしました。そして、30周年がまたここから始まります。すべての始まりは、ホーム札幌です」。30周年に合わせて書き下ろしたバラード曲「Sing」で幕を開けると、「熱くなれ」「ら・ら・ら」などヒット曲をたたみかけた。
さらに「いちばん近くにいてね」は、97年の初ライブのオープニングで着用した衣装で披露。当時、「大黒摩季は存在しないのではないか?」という都市伝説まであったが、その姿を初めて現した“伝説の初ライブ”も再現して、ファンを楽しませた。
アンコールでは、「30年前の自分に戻って聞いてください! 30年前に生まれていなかったあなたは、30年後の自分を思い描いて、SPARKLEしていられるか想像しながら聞いてみてください」と、デビュー曲の「STOP MOTION」を披露。さらに7月9日からアニメ「名探偵コナン」のオープニング曲として起用される「SPARKLE」も初披露した。