山本陽子さん死去 芸能界から惜しむ声…藤田朋子ら悲痛 「憧れの大先輩」「車好きで明朗でうつくしい方」

 「放浪記」「おはん」などの舞台をはじめ、映画やドラマで清楚(そ)な役から悪女まで幅広く演じて存在感を示した女優の山本陽子(やまもと・ようこ)さんが死去した。81歳。芸能界からは惜しむ声が上がっている。

 舞台で何度も共演経験があり、ブログで仲睦まじい様子を投稿していた女優・藤田朋子は、先輩と慕う存在の訃報に「悲しい朝になりました」と言葉少な。NHK連続テレビ小説第45作「京、ふたり」で共演nした辰巳琢朗も「親しくおつき合いさせていただいていた、憧れの大先輩。麻雀もお酒も強かった。最近あまりに訃報が多いけれど、とりわけショックです。合掌」と結んだ。

 音楽プロデューサーの松尾潔氏は「山本陽子さん。ちょっとしたご縁があって、よくお目にかかりました。うちの子たちに優しくお声をかけてくださったことも佳き想い出です。車好きで明朗でうつくしい方でした。合掌」と故人を偲んだ。

 和服の似合う美人女優として知られ、山本海苔店のイメージモデルを半世紀以上も続けてお茶の間にも親しまれた山本さん。有名な車好きでもあり、23年2月4、11日に前後編で放送されたBS日テレ「おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR,N0 LIFE!」にも出演して元気な姿を見せていた。今年2月2日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」が生前最後の出演番組となった。

 1963年に「光る海」の女子学生役でデビューした。同期に西尾三枝子、谷隼人らがいた。65年から66年にかけて放送されたTBS「ナショナル劇場 七人の孫」では和服姿の楚々とした女性を演じ、これを見そめた山本海苔店の社長が同社CMへの出演をオファー。67年から22年まで実に55年にわたって続き、42年を過ぎた2010年に「専属タレント契約の世界最長記録」としてギネスに認定され、以降も更新を続けていた。

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