コレクション好きでも知られる小倉氏。「(コレクションを)そばに置いておきたいから、というのはカミさんが言い出してくれた。今住んでいる家をリフォームして、小さなミュージアムみたいなものにして“あなたは残りの人生を好きなものと一緒に暮らしたらどうですか”って。女房はお袋の介護もあったりしたもんだから、“私は実家に行ってこっちに通うから。そしたらもっと広く使えるから”って家全体をリフォームして、そのお金も出してくれた」と妻がリフォーム資金を出してくれたことを明かした。
昨年12月に左の腎臓の全摘手術を受けた。「腎臓全摘の時には、引っ越しの最後のほうだったわけ。もし、その話がもうちょっと早く分かっていたらやんなきゃよかったね、お金を使わしちゃったねって言ったら、“いや、私はそれでもやりましたよ。あなたの残りの人生、そういう好きなものと一緒に暮らしていったらいいと思う。今さらそんなこと言わなくて大丈夫ですよ”って。ああ、俺はこの人にちゃんとお金を預けておいて良かった」と妻の家計管理に感謝した。
小倉氏の妻は母の介護があるため、自身の実家から小倉氏の家に通う生活を続けている。小倉氏は「夕方になると帰るの。週2〜3回来てくれて。病人が独居老人なの」と明るく説明した。
しかし、心配もあるそうで「時々血圧がぷっと上がったりするわけよ。そうすると、このまま俺もしここで逝っちゃったらどうするかな?カミさん今度来るのはいつだよなって思うよ。セコムはカギは持ってるけど、何かあった時に押すボタンがあるんだけど、そこまでたどり着けるかなとか。それは年中考えるよ」と話した。
奥さんとの関係については「非常に良くなった」という。「悪くはなかったけど、毎日LINEをしたりとか、たまに会うと凄く会話も増えるしね。2人で買い物に行ったりするのがデートみたいでさ。この前なんか、夜飲んで2人で手をつないで帰ってきちゃった」と笑顔で明かした。