■「SHOGUN 将軍」とは
同作は、戦国の日本を描いたジェームズ・クラベルの小説“SHOGUN”を、「トップガン マーヴェリック」の原案を手掛けたマークスらが新たに映像化した戦国スペクタクルドラマ。1600年代の“天下分け目の戦い”前夜の日本を舞台に、真田演じる戦国最強の武将・吉井虎永、漂着したイギリス人航海士ジョン・ブラックソーン(のちの按針/ジャーヴィス)、ブラックソーンの通訳を務めるキリシタン・戸田鞠子(サワイ)らが直面する陰謀と策略がダイナミックに描かれ、ディズニープラスのスターで2月27日(火)より独占配信される(全10話/初回は2話配信その後毎週1話ずつ配信※最終話は4月23日[火]配信予定)。
前日に行われたジャパンプレミア試写会の余韻もさめやらぬ中で行われた本イベントでは、24人の甲冑隊を両サイドにライトアップされた花道からゲスト陣が登場。真田の掛け声に合わせて大殿が真っ赤にライトアップされる華々しい演出が行われた。
徳川家康ゆかりの増上寺で大ヒット祈願ができたことについて、真田は「この場でこういうお披露目ができることは本当に感無量です。今回はプロデューサーも兼ねさせていただいて、この物語を世界に向けて発信するべく日本とハリウッドのキャストとクルーが力を合わせて作り上げました。こうして制作に関わった仲間と皆さまの前でごあいさつできることを光栄に思います」と、感慨深げに語った。
オーディションを経て作品に出演した西岡は「主人公を誰がやるのか聞いたら、ヒロ(真田)がやることが分かってぜひ一緒にやりたいと思いました。バンクーバーでの8カ月はものすごく楽しかったですね。(撮影が)始まる前にヒロと話したんですけど、『日本の本当の武士道を発信したい』ということを念頭に置いてやることを伝えたら彼も賛成してくれて、最後までやらせてもらったんですけど、今までおそらく類を見ないくらいのスケールとスペクタクルのある、ハリウッド発信の武士道スピリッツを満載にした作品になったと思います」と、自信を持って答えた。
■西岡との共演で「濃いお仕事をさせていただいた」
そんな西岡と共演できたことについて、真田は「西岡さんとは30年以上いろいろなシチュエーションで共演させていただいて、役の関係性を言葉ではなく表現するには徳馬さんしかいなかったと思います。そういう中でいろいろな大事なシーンで目と目を交わすだけでお互いに読み合う濃いお仕事をさせていただいて、本当に良かったなと思います。どの役者さんも誰をとってもこの人でなければ成立しなかったと思えるような素晴らしい時間を過ごさせていただきました」と感謝を込めた。
最後に真田は「ついにこの日がきたと感無量です。時代劇を日頃見ていなかったけど、興味があるという方はこれを機に時代劇の素晴らしさに目覚めていただき、国は違えど、みんなが一緒に一つの目標に向かって進めば必ず奇跡は起こる。そして、“よりよい未来を一緒に築いていけるんだ”ということを感じ取ってほしいです」と力強く話し、イベントを締めくくった。
◆取材・文・撮影=永田正雄
※西岡徳馬の「徳」は心の上に一本線が入るのが正式表記