第5話は、チョコレートを受け取ったテオ(チェ・ジョンヒョプ)が心の中でつぶやいた「ヌナ」という言葉。それが「お姉さん」という意味だと知り、自分は恋愛対象ではないかもしれないと、侑里(二階堂ふみ)は不安を募らせる。
そんな中、「Dolce & Chocolat.」の「環境に配慮する」という企業理念を伝える念願のセミナーが、テオの大学で開催されることに。その準備過程で、侑里と花岡(中川大志)の創業時からの固い絆と信頼関係を目の当たりにしたテオは、侑里にとって特別な存在は花岡なのだと落ち込んでしまい…というストーリーだった。
お互いの恋心を通じ合わせつつあった侑里とテオ。そのまま物語が展開されるかと思った終盤、無事にセミナーを終え、社内で別れ際に花岡がこう告げる。「一応言っておくけど、社内恋愛がダメってルールはないから」。はぐらかそうとした侑里に「誰でも気づく」と続けた。
ここで侑里は花岡と目が合い、初めて“心の声を”を知る。それは「俺はもういい。これでいい。これでいいんだ…」と心のなかで自分に言い聞かせ「ずっと好きだった」と漏らした花岡の本当の気持ちだった。
「人の心なんて分からないなんてことは自分には無縁だと思っていた。でも心が読めてしまうからこそ、人の本音に気づこうとしてこなかったかもしれない。一番近くにいた大切なずっと分かっていなかった」。
“特別な存在”であった花岡の本心に気づけず、ひどく落ち込む侑里。一連のシーンに視聴者からは「花岡くんの心の声が切なすぎる」「花岡、あんたいい男だよ」「花岡くんが良いやつ過ぎる」「中川大志に当て馬ポジはもったいないって!」「俺はもういいなんて言わないで」「三人が幸せになるハッピーエンドはありますか?」「一番近い人だっただけに侑里ちゃんもショックだよね」などの声が寄せられている。
同作は、目が合うと相手の心の声が聞こえてしまう“テレパス”の能力を持つ主人公・侑里(二階堂ふみ)と、超ピュアな年下韓国人留学生ユン・テオ(チェ・ジョンヒョプ)の恋模様を愛とユーモアたっぷりのオリジナル脚本で描くファンタジック・ラブストーリー。