同所は、今年4月に開業するヱビスのブランド体験拠点。醸造施設を伴ったブルワリーとなり、1988年の工場移転以来35年ぶりに同ブランド発祥の地でビール醸造が再開される。今年1月からブランドアンバサダーを務めている山田はこの日、現場ユニフォームを着用してビールの仕込み工程を体験した。
ユニフォームを手渡される際には、「野球をやっていた身としては、ユニフォームと聞くとドキドキしてしまう」とそわそわ。報道陣に背を向けながら上着に袖を通し、キャップまでしっかりと被ると、ビール缶を握るようなフォームで記念撮影に応じた。
その後マイクを通し、「このたびヱビスに入団させていただきました、山田裕貴です」とあいさつ。「みなさん、憧れるのをやめましょう」とMLBのドジャース・大谷翔平選手がWBC第5回大会の決勝戦前に放った名言も口にしつつ、「“一麦芽入魂”できそうです」と会場を盛り上げた。
イベントでは、山田が出演する新たなテレビCM『ヱビス「クリエイティブブリュー #03シトラスブラン」篇』(今月20日放送開始)も公開。養成所在籍時代からビールCMへの出演に憧れがあったという山田は、「俺、ビールのCMをやる俳優になれたんだと、すごくうれしかったです。夢をかなえていただきました」としみじみ伝えた。
130年以上の歴史を持つ同ブランドに「日夜研究を重ねて来られて、僕らには想像もできないほどの努力があるんだと思う」と敬意を表しつつ、「僕も役にどれだけ思いを乗せられるか、いい作品だと思ってもらえるのかと毎日毎日考えている」と自身の演技論を展開。「なので、すべてを理解できるとは言わないですが、(演技とビール醸造には)通じる部分があると思う」とし、アンバサダーとして「その歴史の1つに乗せてもらえたらと思っています」と意気込んだ。