【ベルリン共同】ドイツで開催中の第74回ベルリン国際映画祭で、革新的な作品を集めたフォーラム部門に選出された想田和弘監督のドキュメンタリー「五香宮の猫」が17日、上映された。多くの野良猫がすみつく岡山県瀬戸内市の神社を舞台に、さまざまな人々や動植物の世界を写した作品に、詰めかけた観客から温かい拍手が送られた。
想田監督は英語で「とてもうれしく思っています。全ての人と猫、昆虫、木々に感謝します」とあいさつ。上映後の質疑応答では「猫だけではなく、自然のサイクルについての映画になった」などと語った。