再放送「あまちゃん」で再フィーバー、経済効果2億円…ロケ地の久慈市に特別奨励賞

 地域を盛り上げた映像作品と撮影を受け入れた自治体を表彰する「第14回ロケーションジャパン大賞」の受賞者が15日発表され、昨年で放送から10年を迎えたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」とロケ地の岩手県久慈市が特別奨励賞を受賞した。ドラマの再放送や記念事業の効果で2億円近い経済効果を上げたことが評価された。再放送作品の受賞は初めてという。

 同市などでつくる「北三陸『あまちゃん』観光推進協議会」は今年度、ドラマがBSで再放送されたのに合わせ、ファンの集い「あまちゃんサミット」などの記念事業を展開した。

 市商工観光課によると、再放送があった昨年4〜9月の半年間にロケ地の小袖海女センターを訪れた客は約4万800人に上り、2022年度の1年間の来場客約2万4600人を大幅に上回った。放送10周年事業や再放送の経済効果について、市は昨年9月末時点で約1億9300万円に達したと試算している。

 賞を主催する専門誌「ロケーションジャパン」の発行元は「あまちゃんの熱を10年間絶やすことなく、地域活性化につなげている。こんな朝ドラは初めて」と評価。今回新たに特別奨励賞を設け、再放送作品として初めて表彰した。東京都内で同日、授賞式が行われ、久慈市の遠藤譲一市長は「大変光栄。引き続きロケツーリズムを推進し、当市の魅力を発信していく」とコメントした。

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