伊集院光『水ダウ』インたけ騒動で“芸人”としての思い語る「世界一すばらしい職業」 1年半ぶり再登場で“新たな説”

 14日放送のTBS系バラエティー『水曜日のダウンタウン』(毎週水曜 後10:00)では、2022年7月放送時に物議を醸した、「インたけ」ことインタレスティングたけしが1年半ぶりに再登場を果たした。

 1年半前の放送では、チャンス大城が仕掛け人となって、インたけへのドッキリ要素を含んだ企画を放送。チャンスの説教に言葉を詰まらせる様子もあったが、その際の演出をめぐって、日本吃音協会が番組あてに「吃音当事者へのいじめや精神的被害を発生させる恐れがあることを危惧」して抗議文書を送っていた。

 この日の放送では、改めて当時の放送の一節を紹介。放送後に寄せられた意見、番組サイドのスタンスなども説明した。その後、昨年11月に番組が行ったインタビューでインたけが『水ダウ』出演直後の反響などについて語り、しゃべり方も含めて個性だという認識で、オンエア後の反響への戸惑いも口にしていた。

 さらに、インたけの普段の生活ぶりについても紹介。母親も登場し「昔からこういうしゃべり方だったし、でも病院行こうとかは思ってなかった。吃音協会の人もありがたいけど、たけしは何も思わないで出ているから、それでいいのかな」との思いを吐露していた。

 VTRを見ていた伊集院光が、自身の思いを打ち明けていった。

「すごく難しいところに、ここの番組はツッコんでいくから、ああいう問題が起こるんですけど。例えば、僕が体が超デカいっていうことを、中学生・高校生とイジられたとして。ある意味、笑われるっていうことをこっち側がわかってやっているなら、これはオレが笑わせていることじゃんっていう転換が起きる。そうすると、これは武器じゃんってなって、お笑いになる時は、コンプレックスは全部武器になるって、師匠からも言われて。彼の吃音がみんなにイジられたりとか、時に笑われたりとかしているのを、芸人になればいいじゃんって。オレは芸人の好きなところは、もしかしたら一般生活ではつらいところもある特徴が、みんなに喜んでもらえる。こっちは、それをわかってやっている関係ができる、世界一すばらしい職業だと思っているから。もちろんね、苦労している人がいっぱいいるから、そのご家族もいるから、いろいろ言いたくなるのはわかるけど、そこはちょっとわかってほしいんだよねって思っちゃう」

 その上で「インタレスティングたけし芸人引退ドッキリ」という新たな説が行われた。今回は、インたけが仕掛け人となってチャンスにドッキリを行うという形となったが、チャンスからの思いも語られる内容となった。VTRを見終えた後、伊集院は「吃音協会が守らないとならない人もいっぱいいるし、思いがあるから、吃音協会の人がいいとか悪いとかじゃない」とした上で、次のような話を続けた。

「オレ、テレビでほとんど言ったことないけど、5歳上の兄、かなり強い吃音なんです。それによって、からかわれているのもずっと見てきたし。僕がなんで、お笑い始めようと思ったかというと、彼はネタのセンスがめちゃくちゃいいんです。それで、自分が言ったらウケないから、お前が言ってくれっていうネタで。大好きなネタで、テレビで言うのはすごく躊躇するネタなんだけど、オレが出前でタンメン頼むと、タンタンメンが来るっていうのがある。でも、これも普通にフランクにしゃべっていたら、笑えていいはずの話なんだけど、ここで炎上しちゃったら、どうしようと思うから、みんなもちょっとリアクションも考えちゃうじゃないですか?でも、これを超えるネタをインたけくんがやってくれて、細かいこと全部忘れて、もう腹抱えて笑っちゃったからさ、アイツの勝ちだよって…理想論だけどなってほしい」

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