嵐・櫻井翔が主演を務める連続ドラマ「新空港占拠」(日本テレビ系)の第5話が10日、放送され、武装集団「獣」のメンバーである「龍」役を高橋メアリージュン、「羊」役を山本千尋、「兎」役を安斉星来がそれぞれ務めていたことが明かされた。
昨年1月期に放送された「大病院占拠」(同局)の続編となる連ドラで、大病院占拠事件から1年後が舞台。神奈川県初の国際空港「かながわ新空港」が獣の面をかぶった謎の武装集団によって占拠され、巻き込まれた捜査官、武蔵三郎(櫻井)が人質を救うため犯人に立ち向かう1日を描く。
第5話では、横浜署の署長、川越和夫(片桐仁)が自ら服毒して自害したことを突き止めた武蔵が、刑事部捜査一課特殊班(SIS)管理官、和泉さくら(ソニン)の無実を証明した。その一方で、人質の中で自分だけ助かろうとした、かながわ新空港の初フライトを任されていたパイロットの久留米勝利(富川一人)が、日本中から非難を浴びて社会的信用を喪失。獣は次に、新空港代表取締役社長である、天童美香(黒沢あすか)の命を狙った。
「羊」と「兎」の2人は面を外し、天童のウソを暴けと要求。武蔵は5年前に空港建設をめぐって起きた殺人事件にたどり着いた。しかし、事件現場となった神社で神主に命を狙われる。そんな中、ついに「龍」がその素顔を見せた。
高橋メアリージュン コメント
「シーズン1で、お面で顔が隠されていた出演者が少しずつ明かされていくのがエンターテイメントとして楽しいなと思っていたので、私自身もそれをやらせて頂けるのが楽しみだなと思いました。『カリスマ性のある哀愁があるリーダー』という事で、この役柄のセリフや背景はどんなものが上がってくるんだろうと楽しみでワクワクしました。お面を取った後の事を考えながら、台本に書かれている男性の口調を、どうやったらキャラクターを生かしながら自然に言えるのか、常に向き合っています。この作品はボスの求心力もとても大事だと思うので、なるべく生き生きと映るように向き合っています。ボイスチェンジャーがかかるところは叫んだりすると音が割れるので、そこもバランスを考えるのが新しい学びになっています。私も、演じる『龍』のストーリーも、この話の結末もわかりません。シーズン1の時も予想外の展開に驚いたので、今シーズンの展開も楽しみです。皆さんも楽しみにしていて下さい」
山本千尋 コメント
「前作から、かなり話題になっていましたので、『私も出演出来るんだ、やったー!』と、素直に嬉しい気持ちが大きかったです。そして武装集団で、獣で、十二支で、『すべての響きが格好良い』と胸が高鳴りましたし、鬼より格好良い獣でありたいと負けず嫌いに火がつきました(笑)。クランクイン初日が獣のお面を着けて、櫻井さんとのアクションシーンでした。普段通りにはいかないお面の視界や動きの難しさ、制限された状況になった時、私達をサポートして下さっているアクションチームの皆様の偉大さを身にしみて感じ、初めての体験でしたが苦戦しながらも楽しませて頂きました。慣れないお面のアクションは、櫻井さんの人柄のお陰もあって、私自身も落ち着いてアクションが出来たと思います。お面にも慣れてきた頃に外したので、少し寂しさもありますが、同時にお面が取れた喜びもあるので、これからの撮影も存分に楽しみたいと思います。日々の考察を楽しむ事は、実は私達演者も同じだったりするので、視聴者の皆様を良い意味で裏切るようなドラマをお届け出来ればなと思います。実際私も台本が届くたびに『嘘だろ…』と声が漏れてしまう状態です」
安斉星来 コメント
「お話をいただけた時は、嬉しい気持ちでいっぱいでした。兎は、獣の中でもライブ配信で表向きには天真爛漫(らんまん)に振る舞う性格ですが、憎しみや悲しみなどを心に抱いている感情と性格の掛け合わせが苦戦しました。台本をいただいてから、この撮影期間中は、とにかくたくさん兎の繊細な感情と向き合うようにしています。放送も折り返し地点となりましたが、実はまだ私たちにも話の内容すべてが明かされていないので、この先どう展開していくのか、私もドキドキしながら楽しみたいと思います。皆さんにも画面から目を離さずに、この作品を最後まで楽しんでくれたら嬉しいです」