やっぱり「ピカピカの実」の能力が最速?
マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』に登場する「悪魔の実」はひと口かじれば、不思議な能力を得られる果実です。この「悪魔の実」によってさまざまな能力を扱うキャラが『ONE PIECE』には登場します。なかでも、飛び抜けて「最強」と名高い「悪魔の実」が「ゴロゴロの実」と「ピカピカの実」でした。
ふたつとも光速移動が可能でスピード面で勝るキャラはおそらくいないでしょう。
海軍大将であるボルサリーノ(黄猿)の「ピカピカの実」は、食べると全身を光に変えることができます。光人間なので光の速度(秒速30万km)で移動することが可能で、1秒で地球を7周半回れるほどの速さを持っています。このことだけで、現時点で登場している「悪魔の実」のなかで最速と考えていいでしょう。
また、光の速度でパンチやキックを繰り出すことや、光を収束させてレーザービームを撃つことも可能です。このことから、数ある「悪魔の実」のなかでも上位の強さも兼ね備えた能力だと考えられています。
一方で「空島編」に登場したエネルの「ゴロゴロの実」もチート級の能力として知られています。
能力は、最大2億ボルトの電撃を繰り出すことができるほか、自身が心肺停止の状態になっても、脳が無事であれば電撃で心臓マッサージを行い蘇生することも出来ます。雷を通さないゴム人間であるルフィに敗れはしたものの、能力は作中でも最強クラスです。
では、そこまで強い「悪魔の実」には、どうすれば勝つことができるのでしょうか。上述したふたつの「悪魔の実」の天敵と考えられるのが、「ロングリングロングランド編」で登場したフォクシーが食べた「ノロノロの実」の能力です。
「ノロノロの実」の能力は、体からノロマ光子を放つことによって、相手をノロマにできるというものです。ノロマ光子とは『ONE PIECE』に登場する未知の粒子で構成されている光子で、この光子を浴びたものは30秒の間、動きが遅くなる代物です。
いくら光や雷の速度で移動できたとしても、30秒間は「ノロマ」になるため、ふたつの「悪魔の実」の能力者にとってかなり戦いづらい能力といえるでしょう。
とはいえ、ノロマ光子が当たらなければ意味がないので、「ノロノロの実」の能力者であるフォクシーは相手の「気配」を強く読み取ることができる「見聞色の覇気」を鍛え、黄猿やエネルの動きを予見する必要があります。また、ノロマ光子を浴びせることに成功しても、「武装色の覇気」などでダメージをしっかり与えないと黄猿やエネルには勝つことは難しいでしょう。
「悪魔の実」の能力は、食べた人によって能力の使い方が変化します。「悪魔の実」の能力の強さがそのままキャラの強さになるわけではないところも『ONE PIECE』の魅力のひとつです。あなたが「悪魔の実」を食べるなら、どんな能力でどんな戦い方を選びますか。