松竹は9日、歌舞伎俳優の市川團子が体調不良のため、東京・新橋演舞場で上演中のスーパー歌舞伎「ヤマトタケル」(3月20日・千秋楽)を当面の間、休演すると歌舞伎公式総合サイト「歌舞伎美人」などで発表した。
小碓命後にヤマトタケル・大碓命はダブルキャストの中村隼人が、帝の使者は市川青虎が代役を勤める。團子の父・市川中車(香川照之)はXで前日深夜に発熱したことを報告。続けて「本人は1日も早く元気に戻れるよう現在全力で戦っているところでございます。必ず戻って参ります」とつづった。
1986年に初演された「ヤマトタケル」は、昨年9月に死去した市川猿翁さん(享年83)が創始したスーパー歌舞伎の第1弾。今回は12年以来、12年ぶりの上演となる。